内容説明
大学を辞職し、家族〈妻・百代、ロイ(20歳)、千恵(10歳)〉と共に東北海道に移住した立野昭良博士は、知床の風不死の沢の貝塚で、化石化していない恐竜の卵の殻を発見した。これは、古代人が天然の冷凍庫といえる氷の洞窟にあった卵を食べて捨てたと考えられる。ということは、誰も棲みついた事のない洞窟には、氷づけされた恐竜の卵が眠っているにちがいない。博士は、何とか恐竜の卵を発見し、1億年の眠りから現代に蘇らせようという壮大なプロジェクト計画を開始した。離婚したロイの実母の生物学者キャサリンを米国からよびよせ、博士邸では、世紀の恐竜復活の施設が出来あがっていったが…。ムツゴロウ氏が贈る、愛と夢と冒険のサイエンス・ファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ続々アニメ最高です!!(≧▽≦)
20
中学で読んだ本。
gachin
2
マンモス復活を転移させたアイデアが本作のSF骨子/ 卵を解凍する過程で諸構造のもとの配置が流動してしまって実験が失敗してた。古代DNAも抽出してるのが上手く読めない原因なのではと思い付いた。/ 肉食でナイフ状の歯。頸が長い。声帯ではなく鳴管で発声。重心は胚の頃から前半身。趾は4本で全て前向き。末節骨はカーブ。腿は半下方型。尾は長くてよく曲がる。腹部の皮膚は鳥のように薄いが、変温性。胆嚢が大きい。鳥のように腸が分岐。以上を勘案すると棘龍類か?受け口で発生してくるのはtalpidから着想?/ テレビ業界はBS2022/04/02
タク
1
科学者の美意識やらバブル期の代理店的な物への嫌悪感、動物の異常に詳細な描写、さらにムツゴロウさんのオカルトじみた自然への言及が重なって異様な気配が全編に漂っておる。フツーのSF活劇より明らかに濃口っす2010/01/02
1977年から
0
1987年
しっぽちゃん
0
★★☆☆☆