内容説明
組織と人間を見つめ続けている作家と財界をリードしてきた哲人とが「あなたたちは、どう生きるか。」に答える。
目次
良書が人間の顔を変える
情報の選択が勝負を決める
窓際族に生きがいを学べ
定年後にこそ自分の人生を
最高に美しい死に方とは
にんげん・城山三郎
にんげん・伊藤肇
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とみやん📖
6
伊藤肇氏の本は読んだことがなかった。この本が刊行され、すぐに鬼籍に入られたとのことだが、さまざまな知識を駆使して、縦横無尽に城山氏と対談を進めるさまはお見事。多くを学び得た。2016/10/16
くらーく
2
今では、スマホか寝ているかのどちらかじゃないですかね。スポーツ新聞や漫画を読んでいる人でも、ちょっと品格あるじゃん、なんて思ったり。電車の中で教養を高めているのは、学生ばかりなり。2016/11/05
あじさい
2
再読。城山三郎さんの「電車の中で、本を読んでいる人と、スポーツ新聞を読んでいる人では、顔つきが全く違う。」という全面的な読書肯定論で対談がスタート。読書には、娯楽としてのもの、教養を高めるためのものと、大きく二つの側面がある、と思う。後者を求める場合、大半は即効性は期待できない。教養は即席の知識の入力・出力ではなく、人間形成に及ぶ概念を含むので継続と蓄積が必要となる。つまり、効果が即可視化されるものではないので、城山さんと伊藤肇さんのような大家の言葉は強い励みになる。だから読んでいて心地よいのだろう。2015/07/25
くらーく
1
55歳定年の時代。羨ましいね。著者の伊藤氏は54で亡くなったようだけど。30年くらい前の事なのに、ずいぶんと平均寿命が延びたなあ。2015/05/30
KTakahashi
1
とにかく伊藤肇氏の本をまとめて読もうと思い,amazonで手に入るものを集めて読んでいます。財界人,政界人,古典に出てくる人物などは分からない人も多く,想像しながら読み進めています。本の引用などもたくさんありますが,すべてが分かるようになりたいものです。2014/10/09