角川文庫
支那扇の女

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  • サイズ 文庫判
  • 商品コード 9784041304273
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アーチャー

21
表題作ほか「女の決闘」を収録。どちらも読みやすいけど、面白さという点では普通だったかな。相変わらず映画関係者や芸術関係者の登場人物がたくさん出てきますね~という点では横溝正史の作品らしさを感じました。2016/01/15

kagetrasama-aoi(葵・橘)

20
表題作と短編「女の決闘」の二作の構成。「支那扇の女」は旧家の過去の因縁話が如何にも横溝ワールドでした。以外な犯人、と言うより以外な動機でした。時代的にはビックリな印象でした。まあ、色々はさて置き金田一さんの洋装が一番の読みどころでしょうか(●>ω<●)!「女の決闘」は金田一さん、若い頃アメリカ放浪してたけど、ちゃんとツテを持っているんですね、そんなことに感心しました。(後年の病院坂に繋がって行くことを思うと涙してしまいそうですが……。)2019/01/20

ton

11
お馴染み美男美女に夢遊病。しかし洋装金田一氏にはびっくり!読了金田一作品には洋装金田一さんが出現していないので嬉しい限り。終盤一気に加速パターンには慣れたが、唐突に登場した消音銃や忘れていたあの人、犯人自害逃げ勝ちに金田一氏の高速後付け解説にて終幕にポカーン。読むのに時間をかけすぎたせいか?『女の決闘』此方の方がバランス良い作品かな。内容はともかく、もじゃもじゃ頭をなでつけて…ってそんな金田一さんが想像できないし何よりも、み、見たい!パーティー参加の余所行き金田一さんが気になって仕方が無い。2016/12/14

みんち

10
引き続き金田一耕助シリーズから、中編「支那扇の女」を読了。この作品にはそれより10年以上前に書かれた「ペロシャ猫を抱く女」という短編と、それをアレンジした「肖像画」という短編の2つの原案があり、そこに大幅に話を膨らませて中編として書き下ろしたもので、それだけに事件の意外なシンプルさに反して、やけに小道具や引用の多い作品となっている。まさか金田一シリーズを読んでて、マービン・ルロイの「悪い種子(たね)」が出てくるとは思わなかった(笑) 2016/11/02

ホームズ

9
『支那扇の女』面白かった(笑)毒殺魔の血を引くと思い脅える女って展開はカーのにも似たようなのがあったけどこちらは違った展開で(笑)そして相変わらず金田一先生は犯人にやられてましたし(笑)『女の決闘』こちらも展開は分かり易かったけど十分に楽しめました。金田一先生がんばれ(笑)2009/02/25

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