角川新書<br> ネットは社会を分断しない

個数:
電子版価格
¥946
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

角川新書
ネットは社会を分断しない

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040823034
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0236

出版社内容情報

罵詈雑言が飛び交い、生産的な議論を行うことは不可能に思われる現在のインターネット。しかし、ネットの利用は本当に人々を分断しているのか? 10万人規模の実証調査で迫る、インターネットと現代社会の実態。

内容説明

多くの罵詈雑言が飛び交い、生産的な議論を行うことは不可能に見えるインターネット。しかし、10万人規模の実証調査で判明したのは、世間の印象とは全く異なる結果であった。過激な書き込みを行っているのは、いったい誰なのか?何がネット上の議論を息苦しくしているのか?計量分析で迫る、インターネットと現代社会の実態。

目次

第1章 ネットへの期待と幻滅―認識され始めた「分断」
第2章 分断のネット原因説―選択的接触とパーソナルメディア化
第3章 本当にネットが原因なのか?その1―分断が起きているのはネットを使わない中高年
第4章 本当にネットが原因なのか?その2―ネットメディア利用の影響
第5章 選択的接触の真実―賢明なネット世代
第6章 ネットで見える世論と真の世論―罵詈雑言を生む構造的問題
あとがき―ネットの議論を良くするために

著者等紹介

田中辰雄[タナカタツオ]
1957年、東京生まれ。東京大学大学院経済学研究科単位取得退学。現在、慶應義塾大学経済学部教授。専門は計量経済学

浜屋敏[ハマヤサトシ]
1963年、石川生まれ。富士通総研・経済研究所、研究主幹。1986年京都大学法学部卒業後、同年富士通(株)入社。現在、早稲田大学大学院商学研究科や立教大学理学部の非常勤講師も務める。専門は経営情報システム(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

42
多くの罵詈雑言が飛び交い生産的な議論は不可能に思えるインターネット。過激な書き込みを行っているのは一体誰なのか?何がネット上の議論を息苦しくしているのか?計量分析で迫るインターネットと現代社会の実態。社会を良くすると期待されていたインターネットは分極化の原因なのか。選択的接触などによる影響の可能性は認めつつも、豊富な統計から必ずしも直接的な要因にはなっていないことに着目し、過激なのは中高年を中心とするごく一部で、若者やサイレントマジョリティは意外とバランスを取っていることを指摘した内容は興味深かったです。2019/11/24

hatayan

36
SNSの普及により社会が分断されているとする俗説を検証。 ネットで左右両極端の主張が交わることなく荒れるのはごく少数の層が頻繁に書き込んでいるだけで、ネットが全体の世論を表すわけでは決してない。 異なる意見にアクセスするコストが紙や新聞に比べると劇的に低いネットの特性に若者は順応しており、左右を問わず情報を摂取。ものの見方をより柔軟で穏健なものとしている。 群衆の英知をもって世の中をよくしていこうとするネット草創期、Web2.0の頃の夢はまだ潰えていないことを力説する一冊です。2019/12/14

おさむ

35
世間に広く流布している、ネットによる社会分断説を10万人規模のネット調査によって覆す意欲作。ネットで分断はおきていないが、「起きているように見える」というのが結論。つまり真の社会分布の一部分だけがネット上には見えているのだという。過度な書き込みをするヘビーライターの存在とその閲覧頻度、一方のサイレントマジョリティーの萎縮効果に起因する、という。なるほど言われてみると、この逆説は説得力がある。でも、じゃあネットを真の社会と同じように見えるようにするにはどうすれば良いのか?という問いが残り、やや消化不良気味。2020/01/10

Jun Sasaki

25
SNSの普及によって人々の思想が左右に分断されたという話をデータをまじえて展開しつつ、因果に関係に踏み込むと、さにあらず。ネット時間の多い若者に分極化傾向は無く、元々過激な意見の持ち主だった年配者がSNSによって発言力を持って現れただけだと。結論はそれなのだけど、そこに至る数理的な解析が甘いわこじつけだらけわで、自分に社会科学研究は向かないと思った次第。やはり自分はエンジニアで行こう。2022/06/09

hk

24
■趣旨■ネットで分断ができたのではない。ネットで分断が発見されたのだ。 ■感想など■統計データを縦横に駆使して「ネットが社会の分断を増長させている」という俗説に挑んでいる。「ネット利用で社会分断が生まれるのならば、ネット利用頻度が多い若年層に分断が強くなるはずだ。だが分断が強いのは中高齢層である。このネジレは如何に?」「ネットは異論に触れる機会を増やすため、人々の政治的スタンスを穏健化させる。ネットリテラシーの高い若年層ほど分断が少ないのはその証左ではないか」といった新たな視座を得られた。有難しである。2020/02/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14545520
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。