朝日新書<br> 一流患者と三流患者―医者から最高の医療を引き出す心得

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朝日新書
一流患者と三流患者―医者から最高の医療を引き出す心得

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  • サイズ 新書判/ページ数 211p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022736628
  • NDC分類 490.14
  • Cコード C0247

出版社内容情報

なぜ日本には“お医者様”任せの患者がこんなにも多いのか。自身もがんにかかった現役医師が教える、最善の医療を受けるための心得。

内容説明

日本の医療は、世界トップクラス!でも、それを受けるのに必要な「患者力」は?「米国一のがんセンター」といわれる、MDアンダーソンがんセンターの現役医師が、日本人に圧倒的に足りない、「最高の医療を受け取る力」を伝授!自身もがんになったからこそ書けた、本気で「患者力」を高める書。

目次

序章 がんの専門医ががんになってわかった、患者にとって本当に大切なこと
1章 アメリカから見える、ここが変だよ日本の医療
2章 一流患者のすすめ―ここが変だよ日本の患者
3章 一流患者になるための「心の整理術」
4章 一流患者になるための「情報整理術」
5章 一流患者になるための「治療法」
6章 一流患者になるための「試練」

著者等紹介

上野直人[ウエノナオト]
1964年、京都府生まれ。和歌山県立医科大学卒業。ピッツバーグ大学付属病院にて一般内科研修後、米国内科専門医取得。米国一のがんセンターといわれるテキサス大学MDアンダーソンがんセンターに就職し、腫瘍内科医として研究、臨床に携わる。米国腫瘍内科専門医取得後、MDアンダーソンがんセンター助教授を経て、同教授(永代教授)。腫瘍分子細胞学博士(Ph.D.)。専門は、乳がん、分子標的療法開発。標準的な治療方法の確立から、新しい分子標的および遺伝子治療の開発まで、がん治療の先端を担う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はちてん

34
著者が腫瘍内科医で自身もガンに罹患したというプロフィールを見て、期待して読んでみたが。そもそもタイトルが医者目線で患者を見下している。著者の意向ではないかもしれないが、医者が助けたくなる一流患者って扱いやすいということか。苦しんで辛い思いをしているのは患者である。内容を全て否定する気はないが、患者がこれだけ出来るのは、気力体力が衰える前だと思う。2016/05/07

Totchang

15
診察室に入る際にメモを持って入ることはありませんでした。逆に打ち合わせ、会合でメモを取らないことは殆どありません。診察室では患者として一方的に状態を説明するのに徹し、対処はすべて医師にお任せだったからに相違ありません。本書を読んで自分の病に自分で立ち向かわずにどうするのか、とお尻を叩かれた気分です。作用機序までは難しいかもしれませんが、処方されたおくすりについてはもう少し調べてみようと思いました。2019/06/11

くりりんワイン漬け

13
私たちにとってこの本はこれまで行ったことが正しいやり方であったことを確認できたよい資料でした。一流患者に共通することは①医療にコミットする主体性がある②情報リテラシーがある③選択・決断していく行動力④生きる哲学をもっていることだとのこと。私は④生きる哲学(順天堂医院の先生でいう「がん哲学」なのでしょうか)の上に①~③が位置づけられ、④に根幹にもっと単純なこと「生きようとする意思、生きるために何をしなければならないかと思う強い心」が存在するのではないかと感じてます。 とにかくこの本はすべての方々に推薦。2016/06/24

だいすけ

12
がんであることをカミングアウトすると本人の意思とは関係なく社会的に隔離されたように感じてしまい孤立する恐れがある。自分カルテの必要性。ジェネリック医薬品は薬の吸収を助ける基剤などに細かい違いがあるそう。へえ、知らなかったです。2019/08/25

讃壽鐵朗

9
このタイトルは内容にそぐわないことは確かだ。だが、読んで見れば、どういう意味合いで、一流と三流を使っているかが分かる。読了後は、とても安心感が得られた。一読を勧める本である。2016/06/21

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