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朝日選書
土地の値段はこう決まる

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  • サイズ B6判/ページ数 201p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022598707
  • NDC分類 334.6
  • Cコード C0333

内容説明

「地価は5年でいまの半値になる!」土地バブル最盛の1980年代にこう予言した著者は、25年来、不動産鑑定の立場から地価の動きに深くかかわってきた。いま、東京都心の一部の地域で地価の上昇が伝えられるが、それは再開発などの影響によるもので、需給の変化による本質的なものではない。したがっていずれは「ミニバブル崩壊」を起こして終息する、という。市場経済の大前提「一物一価」が成り立たず、需給の関係以外の要素が価格決定に大きな影響を与える、土地という特殊な商品。その価格は、どのような制度や思惑や力関係によって決まるのだろうか。

目次

1 下落しつづける地価
2 地価値下がりで困るのはだれか
3 バブル時代の銀行、鑑定士
4 土地の値段の決まり方
5 不動産鑑定士とは何者か
6 競売市場
7 不動産鑑定業のあるべき姿とは―創業者の体験から

著者等紹介

井上明義[イノウエアキヨシ]
1937年生まれ。学習院大学政経学部卒業。日本生命、ミサワホームを経て、1980年三友システム住宅融資(現三友システムアプレイザル)設立。以来代表取締役。「嘱託鑑定士制度」「効率鑑定書」などの新しいシステムを不動産鑑定業界に導入し、「業界を変えた」と言われる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひとまろ

0
2005年の刊行書籍。 不動産鑑定業界に新風を起こした人物が著者。 嘱託不動産鑑定士というシステムを 全国に構築し古参鑑定士との軋轢にも 負けず業界に新しい風を吹きこんだ。 こういう新しい仕組みって思わぬところから 発生するもんなんだよね。 著者も鑑定業界出身者でないらしく 他業界からの参入であるからこそ 新しい取り組みが出来るのだと思う。 2012/11/28

やご

0
不動産鑑定を手がける立場から見た地価、ということで実際に不動産鑑定会社の代表取締役を務める著者の、いわば業界物といっていいかと思います。建築業界ならよくありそうですが、不動産鑑定業界とは珍しいですね。「私は、今後五年ほど地価の値下がりは続くと思っている。そして値下がりのペースが現状のままなら、五年後、地価は平成一六年の価格の五割になってもおかしくないと思う。」と大胆な発言もあります。さて、どんなものでしょうか。2006/08/05

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