内容説明
いままでの経済学は間違っていた。消費すればゴミは必ず出るのに、ゴミを無視してきたのだ。いままでの環境論も間違っていた。ガマンを強いる環境論なんて広がらないのに。「物」を売って儲ける経済から「サービスが詰め込まれた缶詰」を売る経済にシフトするだけで、便利な生活を続けながら、森も川も空気もきれいになる。環境を守るほどに儲かる、新しい経済学とその実現のしかた。
目次
第1章 環境を守るとはどういうことか
第2章 環境の限界はみえているか
第3章 経済学はどこで間違ったのか
第4章 「物」に着目した経済学を考える
第5章 環境経済政策を考える
著者等紹介
倉阪秀史[クラサカヒデフミ]
1964年三重県生まれ。東京大学経済学部経済学科卒。1987年環境庁入庁。温暖化、リサイクル、企業の環境対策、環境基本法、環境影響評価法などの施策に携わる。1994~95年アメリカ・メリーランド大学客員研究員。1998年から千葉大学法経学部助教授。環境経済論、環境影響評価、地方環境税、廃棄物・リサイクル、企業の環境情報などに関する論文多数
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