朝日選書<br> 大正の夢の設計家―西村伊作と文化学院

朝日選書
大正の夢の設計家―西村伊作と文化学院

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  • サイズ B6判/ページ数 246,/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784022594945
  • NDC分類 289
  • Cコード C0323

内容説明

「人道主義」「世界人」「自由主義」―典型的な大正人の特徴を備えた、文化学院創設者・西村伊作の生涯を語る。

目次

第1章 大正期まで(海外に向かう熊野びと―新宮の町にて;父余平―ユートピア像の形成;叔父誠之助―太平洋食堂と「その後」)
第2章 夢の設計家(生活を芸術として―伊作の「生活改良」;楽しき住家―伊作の「建築」)
第3章 夢想の家―伊作と春夫文学
第4章 文化学院(地上に天国をつくるわざ―文化学院の創立;鵠の羽かげの宮廷―初期の文化学院;我に益あり―困難な時代)
西村伊作年譜

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハチアカデミー

3
西村伊作、その生きざまは小説より面白い。和歌山県新宮町の名家に生まれ、その莫大な遺産を基に、世界を旅し、理想の家をつくるため建築家となり、やがて「美しい村」を具体化したかのような教育機関・文化学院を創立する。また文筆業にも力をいれ、大正期にはベストセラーも出している。そんな伊作の生涯でも、とくに大正期にスポットをあて、時代と伴走した伊作の生い立ちと思想形成の過程を探る。叔父である大石誠之助、幸徳秋水、佐藤春夫、与謝野夫妻などなど、多彩な関係人物たちも登場する。大石と伊作の「太平洋食堂」への言及もあり。2015/07/08

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