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出版社内容情報
【Editorによる解説】
約1000篇のコミックで『ピーナッツ』の50年間をたどる!――アメリカ版の原書を前にして、私たちは悩みました。
微妙に輪郭が変化するキャラクター、彼らの行動やセリフに影を落とす時代の移り変わり、何度も反復されそのたびに笑ってしまうギャグの面白さ……こうした50年の変遷をできるだけ忠実に日本語版で再現するにはどうしたらいいだろう? 問題なのは日本語に翻訳したセリフです。
日本の漫画のように「ふきだし」の中に入れてしまえば簡単です。でも、それではシュルツさん独特の魅力的な英語の書き文字が消えてしまいます。そこで泣く泣く一部のコミックをはずして、欄外にセリフを入れました。それでもレイアウトの工夫でコミックの9割以上は残せましたし、各キャラクターが生まれたきっかけや、コミックの創作の秘密、シュルツさんの回想や、テレビや舞台になった『ピーナッツ』、読者の声といったコラムは全部残せました。
そんな「愛蔵版」のエッセンスを思い切って抽出し、コミックを3分の1にしてお求め安い価格にしたのが「ペーパーバック版」です。どちらも『ピーナッツ』の歴史をたどるうえでの必須アイテム。ぜひあなたのピーナッツ・コレクションにお加えください。
(出典:日本のスヌーピーの公式サイトwww.SNOOPY.co.jp「イチオシ文庫」)
内容説明
1950年10月2日に連載が開始されて以来、世界でいちばん愛され、読み続けられてきたコミック『ピーナッツ』。その50年間の歩みを、作者チャールズ・M・シュルツの回想と、選びぬいた名作コミックでたどる。スヌーピー、チャーリー・ブラウン、ルーシー、ライナス、シュローダー、ペパーミントパティ、ウッドストックなど各キャラクターが生まれたきっかけや、シュルツの創作の秘密など、ファン垂涎のエピソードが満載。『ピーナッツ』のすべてがわかる50周年記念ブック。ハードカバー豪華愛蔵版。
目次
はじめの頃
『ピーナッツ』誕生
50年代
60年代
スクリーンの中のチャーリー・ブラウン
ブロードウェイだよ、チャーリー・ブラウン
70年代
80年代
チャーリー・ブラウンの旅
賛否両論
90年代
別の目から見た『ピーナッツ』
日曜版の色づけ
仕事場のチャーリー・ブラウン
終わりに
『ピーナッツ』年表
著者等紹介
シュルツ,チャールズ・M[Schulz,Charles M.]
1922年、ミネソタ州セントポールに生まれる。父親のカールは理髪店を経営。通信教育で絵を学び、漫画家を志す。第二次世界大戦では歩兵としてヨーロッパ戦線に出征する。同じころ、母親のディナを亡くす。帰国後、何年も売込みを続けたのち、26歳で新聞連載コミック作家としてデビューを果たす。チャーリー・ブラウン、スヌーピーほか魅力的なキャラクターを生み出して、年代、国籍を問わずあらゆる読者の心をつかんだ連載コミック『ピーナッツ』を50年間描き続ける。カリフォルニアに居住し、コミックのアイデアを考えていないときは、ゴルフやアイスホッケー、アイススケートを楽しんだ。2000年2月12日、世界中の人々から惜しまれながらこの世を去る
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