内容説明
他の人間に対して影響を与えることのできる人は、とびきり優しい心を持っている人ですね。司馬さんが歩いた思索のみちをたどる。
目次
1964年―1968年(死について考えたこと;法然と親鸞 ほか)
1969年―1971年(学生運動と酪酊体質;うその思想 ほか)
1972年―1975年(薩摩人の日露戦争;民族の原形 ほか)
1976年―1979年(土地問題を考える;『空海の風景』余話 ほか)
1980年―1983年(松山の子規、東京の漱石;文章日本語の成立 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジャズクラ本
17
◎司馬が41歳~60歳の頃の講演集。講演で話すことはどこかしらの文章に書かれていることが多く、一見すると新鮮味がないようだが、司馬の話は同じ主題でも話す度毎、書く度毎に余談や子細が異なるのでその都度新しい発見がある。酒の席で彼の話を聞くとそれはそれは面白かったらしいが、一度そんな僥倖にあずかってみたかったものだ。/小説とは迷っている人間が書いて迷っている人間に読んでもらうもの/ミシュレ「フランス革命史」は見事。夕方になっても電気をつけるのを忘れて読み耽るほど。2020/04/15
i-miya
1
河井継之助 山田方谷先生 大学があったら便利 備中松山 高梁 土佐、岩村精一郎<大化の改新と儒教と汚職>藤原鎌足 皇室の側近、秘書役 隋、煬帝(ようだい)三日天下の皇帝 四手井綱彦、京都大学物理学教授 東洋学者会議、ソ連で 貝塚茂樹 科挙の試験 両班(やんぱん)村落貴族 儒教 10親等までが親戚 汚職は儒教の原理、文明 李承晩政権 中国ー清朝たおれ、儒教はもうこりごり 貝塚茂樹は湯川秀樹の兄 父は小川琢治 日露戦争 石炭掘りながら戦争の必要を感じる 青島 第一次世界大戦参加 アルフレッド・マハン アイルラ2007/05/08
◎平林
1
もっと早く読みたかった2008/12/01