岩波現代文庫<br> 現代史の課題

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岩波現代文庫
現代史の課題

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  • サイズ 文庫判/ページ数 228p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006001438
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0121

内容説明

本書第一論文「現代歴史家への疑問」(1956)を契機に、昭和史論争が巻き起こった。岩波新書『昭和史』には、人間が描かれていない、歴史叙述が稚拙である…批判・反批判の応酬において、天皇制、中国問題、共産主義、近代化等々の問題点の所在が明らかになる。日本人にとっての戦後を考えるための基本文献。

目次

現代歴史家への疑問
歴史家の主体性について
日本近代化の悲劇
擬似宗教国家
革命の動きをめぐって
戦後日本についての覚書
附録 民族性をめぐる様々の感想

著者等紹介

亀井勝一郎[カメイカツイチロウ]
1907‐66。評論家。北海道函館市生まれ。東大文学部美学科中退。左翼運動に参加し逮捕、二年半の獄中生活の後転向、日本浪漫派に参加。古典論、日本人論を中心とした評論活動を展開する
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

905

2
十何年か前に愛読していた著者だが、これはグッとくるものがもう一息足りない。昭和30年代に昭和史を評論している時代性ゆえか、自分の物の見方が多少変わったのか、その両方か。それでも、ところどころに煌めく言葉は見つけ出し得るし、未読の物があるなら今後も探して読んでいきたい著作者のひとりではある。2013/04/07

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