出版社内容情報
トカラ列島で偶然見かけた「対馬丸遭難者沖縄学童供養」の慰霊碑に衝撃を受け,「戦争遺跡」訪問の旅ははじまった.広島・長崎・沖縄,各地に残る要塞や掩体壕,特攻基地跡….撮影された戦跡から戦争の実相がくっきりと見えてくる.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糜竺(びじく)
14
今でも戦争の跡が残っている事に驚きました。2019/05/05
舫
3
「八紘一宇」のことは本書で知りました。数年前の某議員の発言での騒動について斎藤 美奈子氏が、「歴史の勉強をしていない」と書いておられましたが、私も「八紘一宇」のことは本書を読むまで知りませんでした。また、ある戦跡は近所にあるものだったので、感心?しました。
hr
3
三重県の自衛隊久居駐屯地には、旧陸軍歩兵第三三連隊の本部官舎と歩兵・砲兵の兵舎があるらしい。けど見に行けないよな、、。愕然としたのは宮崎県の「八紘一宇の塔」の存在。皇紀2600年に当たる1940年に建造された。戦後すぐに「八紘一宇」の文字は撤去。が、1965年に復元。いやはや。あと関心を持ったのは掩体壕。これは飛行機を隠して守るための施設で、全国各地に点在しているとのこと。しかし建造してみたものの、飛行機が空襲で破壊されたり特攻で失われたりして、格納されることがなかった掩体壕もある。おかしな時代だった。2017/02/01
のら
2
全ページ白黒写真です。カラーだったら良かったのに。2012/02/27