出版社内容情報
自分専門の茶碗と箸をつかってごはんを食べる.魚や肉,生野菜を食べる.柱の多い家,花瓶の花.こんな私たちの生活文化はいつから始まり,どう発展してきたのだろう.吉野ヶ里,土井ヶ浜,唐古=鍵など各地の遺跡をたずね,そこで発掘された資料をもとに実証的に,想像力豊かに考えてゆく.考古学が身近になる一冊.
内容説明
自分専用の茶碗と箸をつかってごはんを食べる。魚や肉、生野菜を食べる。柱の多い家、花瓶の花。こんな私たちの生活文化はいつから始まり、どう発展してきたのだろう。吉野ケ里、土井ケ浜、唐古=鍵など各地の遺跡をたずね、そこで発掘された資料をもとに実証的に、想像力豊かに考えてゆく。考古学が身近になる一冊。
目次
1 日本人・日本文化の源流
2 武器と戦争のはじまり
3 戦いにそなえる村
4 弥生絵画を読む
5 柱が屋根を支える
6 植物型の食事
7 めいめいの器・わたしの器
8 乏しかった食用家畜
9 花はどこへいった
10 弥生人の道具箱
11 いま、考古学は
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Takao
4
1994年3月22日発行初版)。1991年、日本史の授業を担当することになり、必要に迫られて、『体系・日本の歴史 1 日本人の誕生』(1987年刊)を面白く読んだ。その同じ著者ということで求めたのが本書だったが、通読しないまま30年近く経てしまった。読後感を一言で言えば「面白かった」。出土品や『魏志倭人伝』などの史料から古代人の暮らしを「想像」するのが考古学か。本書はそんな古代の「日本人」の暮らしから、現代に生きる我々の様々な課題(環境・戦争と平和など)をあぶり出す。2021/11/09
takao
1
ふむ2022/04/23
gollum
1
ジュニア新書にはもったいないくらい濃い内容。同テーマの「考古学の散歩道」よりも、まとまりもあり図版も多い。おすすめの一冊。 しっかし、考古学者には「強い思い入れ」と「思い込み」とロマンティックな想像力が必須であることがあらためてわかった。2009/06/23
茶
0
ちょっと古いですが、わかりやすかったと思う。2017/04/20
ipusiron
0
省略されている絵が新しいということの妥当性が自分にはよくわからなかった。2009/12/29