出版社内容情報
ガリレオは本当に、科学者として宗教と闘った英雄だったのか。ガリレオ裁判の見方を根底から変える決定版。
内容説明
地動説を唱え、宗教裁判で有罪を宣告されたガリレオ。彼は本当に、科学者として宗教と闘った英雄だったのか。二一世紀に入り、ヴァチカンの秘密文書庫から新たな裁判記録が明るみに出された。近代へと世界観が大きく変貌していく中で、裁判の曲折した進行の真実が浮かび上がる。ガリレオ裁判の見方を根底から変える決定版。
目次
第1章 ガリレオを愛したナポレオン
第2章 宗教裁判
第3章 天文観測による発見―興奮と忍び寄る危機
第4章 序幕―一六一六年の宗教裁判
第5章 『天文対話』
第6章 裁判の開始
第7章 第一回審問―一六三三年四月一二日
第8章 第二回審問―四月三〇日
第9章 第三回審問―五月一〇日
第10章 判決
第11章 「それでも地球は動いている」
著者等紹介
田中一郎[タナカイチロウ]
1947年神戸市生まれ。1969年神戸大学理学部卒業。1973年東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。日本大学理工学部助手、金沢大学自然科学研究科教授を経て、金沢大学名誉教授、金沢医科大学教授(嘱託)。専攻は科学技術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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