岩波新書<br> 「分かち合い」の経済学

個数:
  • ポイントキャンペーン

岩波新書
「分かち合い」の経済学

  • 神野 直彦【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 岩波書店(2010/04発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 14pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月27日 01時52分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 202p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004312390
  • NDC分類 331
  • Cコード C0233

出版社内容情報

深刻な経済危機が世界を覆っている。この「危機の時代」を克服するには、他者の「痛み」を社会全体で分かち合う、新しい経済システムの構築が急務だ。誰もが人間らしく働き、生活できる社会を具体的に提案する。

内容説明

深刻な経済危機が世界を覆っている。不況にあえぐ日本でも失業者が増大し、貧困や格差は広がるばかり。この「危機の時代」を克服するには、「痛み」や「幸福」を社会全体で分かち合う、新しい経済システムの構築が急務だ。日本の産業構造や社会保障のあり方を検証し、誰もが人間らしく働き、生活できる社会を具体的に提案する。

目次

第1章 なぜ、いま「分かち合い」なのか
第2章 「危機の時代」が意味すること―歴史の教訓に学ぶ
第3章 失われる人間らしい暮らし―格差・貧困に苦悩する日本
第4章 「分かち合い」という発想―新しい社会をどう構想するか
第5章 いま財政の使命を問う
第6章 人間として、人間のために働くこと
第7章 新しき「分かち合い」の時代へ―知識社会に向けて

著者等紹介

神野直彦[ジンノナオヒコ]
1946年埼玉県生まれ。1981年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。大阪市立大学助教授、東京大学教授、関西学院大学教授などを経て、東京大学名誉教授、地方財政審議会会長。専攻は財政学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

68
2010年4月というからちょうど民主党連立政権ができる直前の本。著者は当時地方財政審議会会長を務めていた財政の専門家だが、内容は平易な言葉による新自由主義批判。読みやすいが内容は多岐にわたる上、鋭い指摘も多い。概ね北欧型財政が「分かち合い」の経済となるべき知識産業社会へのステップアップに最も適切な解ということだが、歴史や哲学への造詣も深く、なにより「人間」社会を第一に考える姿勢には大きな共感を覚えた。かつて同僚だった宇沢弘文教授に「ベバリッジとケインズの良いところを併せ持つ」と褒められたそうだが、納得だ。2023/02/09

coolflat

18
新自由主義に対する徹底批判の書である。矛盾するはずの新自由主義と復古的右翼がなぜ親和するのか。なぜ新自由主義は独裁政権を欲するのか。これらが明確になった。新自由主義によって規制緩和すれば、所得分配は不平等になる。加えて所得再分配を弱めれば、当然、不平等は激化する。不平等が激化すれば、社会に亀裂が生じて、社会統合が困難となる。そこで新自由主義は「小さな政府」を目指すけれども、民主主義を弾圧する「強い政府」(=独裁政権)を主張し、なおかつ偽りの社会統合として、いわゆる「美しい国」(=復古的右翼)を主張する。2016/01/28

ジュール リブレ

18
かつては日本が世界にほこれた分かち合いの精神。東日本大震災の際もやはり、と思わされたのですが、DATAでみると、ずいぶん格差社会が進んでるんですね。これからの日本はどこへ行くのか?考えさせられる一冊。2011/12/08

ブロッコ・リー

17
観念的な内容の本。好意的に見れば新書のサイズに収まりきれない著者の思いをぶちまけたアツイ本。でも独特の言い回し(主語が無いもしくは主語を後回しにする表現)が多く読みにくい。また「分かち合い」さえすれば全てうまく回ると観念的に押しまくる論調は「命を守りたい」とボケをかまして退陣した首相に似ている。(著者は民主党のブレーンである)データとして提示される大きな政府、小さな政府の国々もサンプル数が少なすぎる。社会的支出に何が含まれているのか説明がない、新自由主義者が減税によるばらまきの後、歳入不足を演出して夜警国2010/06/18

すみけん

15
良書。日本の全ての政治家に読んでもらいたい。新自由主義の掲げる「富める者はますます富み」「貧しい者は自己責任」のような考えではなく、これからの知識社会において、人間同士の絆と「分かち合い」を大切にする新しい時代の日本を築いていかねば、この先が心配。2016/10/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/463399
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。