岩波新書
西田幾多郎―生きることと哲学

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  • サイズ 新書判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004310662
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C0210

内容説明

「私はいつまでも一介の坑夫である」。思考の鉱脈を探して、ひたすら「自ら思索する」ことを、そして「真に生きる」とは何かを追い求めた西田幾多郎。既存の枠組みを徹底して問い直すその哲学は、今なお国内外で新たな思考を啓発し続けている。―西田自身の言葉に「生の脈動」を読みとりつつ、その思索の軌跡へと読者を導く案内の書。

目次

序章 生きることと哲学
第1章 西田幾多郎という人―悲哀を貫く意志
第2章 根源に向かって―純粋経験
第3章 生命の表現―芸術
第4章 論理化をめざして―場所
第5章 批判を超えて―世界と歴史
第6章 具体性の思索―行為と身体
第7章 真の自己へ―宗教
第8章 東洋と西洋のはざま―新たな創造に向かって
終章 西田哲学の位置と可能性

著者等紹介

藤田正勝[フジタマサカツ]
1949年三重県に生まれる。1978年京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。1982年ドイツ・ボーフム大学大学院ドクター・コース修了。専攻は、哲学、日本哲学史。京都大学大学院文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キョートマン

16
3度目の読了。なのに覚えてないことが多い。かなりわかりやすく書いてくれているとはいえ、難解な西田哲学だから記憶から滑り落ちる。2021/09/11

キョートマン

16
再読。最近読んだばかりだったのにすでに記憶から消えてる部分が多くて自信がなくなる。あと5回くらい読まなきゃ身に付かなそう。2021/05/12

キョートマン

14
西田幾多郎の原書に比べればかなり分かりやすい。やっぱり初めから原書を読むのは無謀だったな。2021/03/17

あっきー

12
✴3 先日同じ著者の日本哲学史を読んだ時は西田の章が難しく跳ね返されてしまったのだが、この本では何とかついていけた、純粋経験はクオリアなのか、ヨガの本山博が西田の場所の理論を引用して無や無意識を考えているが同じなのか、ベルグソンの純粋持続と同じならそっちも読まないとなーと新たな課題が見つかった、最近の脳関連本が100年前の西田の本に似たところがあるのが面白い、お盆休みに善の研究にチャレンジして考えたい2019/08/04

umeko

12
ふむふむ。私には理解できないことが分かった。このモヤモヤを少しでも解消したいので、巻末の文献案内を参考に何冊か読んでみたいと思う。2015/07/29

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