岩波新書
NHK - 問われる公共放送

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  • サイズ 新書判/ページ数 214p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004309475
  • NDC分類 699.21
  • Cコード C0236

出版社内容情報

放送開始80年にして、いま相次ぐ不祥事、番組改変事件や激増する受信料不払いに揺れるNHKへの密着取材歴25年、NHK研究第一人者の著者が、その危機の実態と病根に深く迫り、市民的公共放送としての再生への道を展望する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

17
数年前、阪大でNHKは必要か、否か、といった問いがサンデルの白熱教室であったような覚えがある。意地悪に、私は公共放送無用を、無人駅をつくった国鉄→JRというもので説明しようとしたときがあった。昨今では、カタカナ語多用で裁判にしてしまう時代でもある。市民のための公共放送に変える必要がある(18頁)。受信料を払っているのだから、そうした公共性をもっと問われてよいのだろう。中立性、公平性は言うを待たないが。そもそも、私より下の世代では単身の場合、テレビを所有しない人もいる。高学歴の人に見られる。公共放送は不要。2013/08/02

ヤギ郎

13
NHKの歴史を俯瞰した本。著者の問題意識として,「公共放送」のあり方について問いている。その手がかりとして,BBCとの比較を行っている。NHKという現存する組織について書いているので,現在と状況が異なる場合はあるが,「公共放送」を考えるきっかけになる本だと思う。2005年発行であることに注意。2018/09/14

おおにし

11
最近のNHKはどうも変だ。会長の歴史認識、経営委員のヘイト・スピーチなど悪い話題ばかり。NHKはいつからこんなにひどい組織になってしまったのか。この本を読んで分かったことはNHKの問題は今に始まったことではないということだ。役員への天下り問題、政治介入、業界癒着などなど過去から問題だらけ。同じ公共放送であるBBCとは大違いだ。著者が指摘しているとおり、NHKを政治権力からの独立を目指した公共放送本来の姿に戻すためには、受信料を払っている我々視聴者のイニシアチブが重要なのだ。2014/03/06

nori

7
Except one thing, I agree with author's idea. However, it is boring that similar contexts are repeatedly appeared in the book. He is too optimistic that NHK can be improved. No! He does not know history of Japan and the best is the elimination of NHK.2014/04/15

kaizen@名古屋de朝活読書会

5
NHKの教育テレビは、すごくいいもの作っている。 今なら,Begin Japanology, Trad Japanなどは欠かさず見ている。 それなのに、なぜ組織がうまく回っていないように見えるのだろうか。 日本の放送界を主導する組織であるNHKの限界は何なんだろう。 いい番組をもっと書籍で宣伝する、前向きの企画を実現してほしい。 Begin JapanologyのDVDを安価に出して欲しい。 また「NHK 教育テレビにみる文化資産」みたいな企画はどうでしょう。2010/03/06

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