出版社内容情報
昨年惜しくも急逝された前進座の立女形が歌舞伎の代表的演目の1つ,「鳴神」を軸に語りつくした異色の歌舞伎案内.自分の役者人生を振り返る第I部はそのまま1つの演劇戦後史であり,舞台を再現しつつ演技論を述べる第II部は歌舞伎のおもしろさを心ゆくまで味あわせる.舞台を彷彿とさせる図版を多数収録.〔序文=永六輔〕
内容説明
歌舞伎はこんなにおもしろい!昨年急逝された前進座の立女形が、歌舞伎の代表的演目「鳴神」を軸に語る異色の歌舞伎案内。役者人生を振り返る第一幕はそのまま一つの演劇戦後史であり、舞台を再現しつつ演技論を述べる第二幕は舞台の躍動感を見事に伝える。舞台を彷彿とさせる図版を多数収録。演劇ファン必見の書。
目次
第1幕 わたしの芝居人生(幼年のころ;戦後再出発と全国巡演活動;劇団の危機と試練のとき;劇団第二世代の時代へ;先達・仲間、そしてこれから)
第2幕 「鳴神」演じたまま