出版社内容情報
冷戦終結から5年.平和な世界への期待とは裏腹に,地域紛争は絶えず,環境問題や第三世界の貧困など,地球規模の課題は山積している.大国の動向にのみ注目する従来の現実主義国際政治学では理解困難な混沌を,エスニック集団やNGOなどにも焦点を当て,国連改革の方向性と日本の国際貢献のあり方を織り込みながらよみ解く.
内容説明
冷戦終結から五年。平和な世界への期待とは裏腹に、地域紛争は絶えず、環境問題や第三世界の貧困など、地球規模の課題は山積している。大国の動向にのみ注目する従来の「現実主義」国際政治学では理解困難な混沌を、エスニック集団やNGOなどにも焦点を当て、国連改革の方向性と日本の国際貢献のあり方を織り込みながらよみ解く。
目次
第1章 ポスト冷戦時代の開幕
第2章 転換期世界の覇権構造
第3章 南北冷戦の新展開
第4章 エスニック集団の目でみた国際政治
第5章 西欧近代国際社会の特質
第6章 人権をめぐる南北の国家と市民
第7章 転換期の世界平和と国連