岩波新書<br> JRの光と影

岩波新書
JRの光と影

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  • サイズ 新書判/ページ数 196p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784004300601
  • NDC分類 686.21
  • Cコード C0264

出版社内容情報

新生JRが出発して二年が経過した.この間サービスの向上や黒字決算などが報道される一方,東中野駅事故や国労組合員への不当労働行為など重大な問題が発生している.本書は利用者としての立場からJRのサービス,決算,労働・安全問題などを具体的に検証してその光と影の両面を明らかにし,二十一世紀の鉄道のあり方を考える.

内容説明

新生JRが出発して2年が経過した。この間サービスの向上や黒字決算などが報道される一方、東中野駅事故や国労組合員への不当労働行為など重大な問題が発生している。本書は利用者としての立場からJRのサービス、決算、労働・安全問題などを具体的に検証してその光と影の両面を明らかにし、21世紀の鉄道のあり方を考える。

目次

はじめに―利用者からの問題提起
1 さよなら青函連絡船
2 JRの「サービス第一」は本物か
3 JRの決算の読み方
4 国鉄清算事業団の実態
5 労使関係の正常化は可能か
6 安全確保はなされているか
7 鉄道に未来はあるか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

C-biscuit

12
図書館のリサイクル資料で読む。相当古い本で、国鉄民営化から2年くらいの時期に書かれた本である。今ではJRとして世の中に馴染んでいるが、当時の国鉄の民営化の是非を問うてるような内容である。印象的なのは労使の問題であり、この解決のためにも民営化があったようである。JRになっても福知山線の事故など、厳しい労働環境に起因する事故の性質も垣間見える。興味深い本でもあるが、戦争での死者数と交通事故による死傷者数など怪我人等をごちゃ混ぜに比較しているところなど、割り引いて読まなければならないのが、それなりの本でもある。2018/04/13

神紙

0
国鉄→JRから二年後に書かれた、その時点での民営化の是非を、批判的に問うた一冊。労使関係の正常化、それに伴う国労のエピソードは、その時代を経験していない私とすると興味深いものでした。都構想の時点でも労使関係の云々というのは話題にありましたか、そういった面でも関心を持つ必要があるかなと感じます。2015/05/31

0
国鉄がJRに統合したときに書かれた、筆者によるJR糾弾レポート。 労働闘争だったりと知り合いが大好きそうな本でした。さすがに今はもうこんな問題起きてないでしょう…2014/11/05

y42sora

0
国鉄時代はそんなにひどかったのか…2010/08/06

0
Y-112000/02/20

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