出版社内容情報
聖書には何が書いてあるのだろうか.どのようにしてできたのだろうか.旧約・新約両聖書の成立事情とその背景を,歴史的・批評的研究の成果にもとづいて明らかにし,聖書の信仰内容を正しく伝えるとともに,また西欧文化と聖書,東洋の精神的風土と聖書との関係などにもふれ,現代生活における聖書の意義を解明する.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
恋
3
入院中4冊目に読んだ本。最初は無信者向けに書かれたもので、信仰そのものとはあまり関係のない本かと思ったが、信仰を押しつけたり無理に称賛したりしないものの、信仰を持ち始めた人が、聖書のことを知りたくて手にとることも想定して書かれている本だと分かった。アッサリとした文体のため気軽に読めるが、新約聖書を読み終えた段階で読むべきだろう。気軽に聖書の教養が深められて、良かった。聖書の成立時期など歴史寄りの本で、色のある解釈は少ないので、心配することなく手にとっていいと思う。2021/07/07
takashi1982
2
高校倫理くらいの知識ではどうにもならないレベルの本である。「論語読みの論語知らず」と同じように、聖書の内容を知らないけれど、文章は知っている、くらいでないと、ここに書かれている内容は理解できないと思う。まさにタイトル通り「聖書入門」であって、キリスト教入門ではないので、順番からいえばキリスト教入門を読まれて、図解雑学の聖書でも読んでから本書に進むと理解が深まると思う。(なので自分には今ひとつ理解が深まらなかった)2011/01/06
本命@ふまにたす
1
聖書に関する入門書。旧約、新約それぞれを構成する文書の解説がメイン。やや古いからか表現が硬めなのと、内容的に全く知識がない人にとっては読み難く感じられる印象。2021/08/14
中村禎史
1
西洋史を知るには、聖書を知らなければいけない、と今更ながら思って読み始めた。 とてもわかりにくかった。失礼ながら、筆者の思い入れが先行しており、ほとんど説明になっていない箇所が多々あったように思う。「神の厳しい愛」というような表現が多く、いったい何がどのように厳しいのか、厳しいから何なのか、理解できなかった。 ただ、旧約、新約の大体の構成はわかったように思う。パウロという人がかなり重要な人物だということも。2011/05/23
komeri
0
大・図書館本:なんでしょう。自分が求めていた内容ではなかった^^;;;聖書の内容の解説だと思っていたら、聖書の説明でした;;2011/07/07