岩波新書<br> 日本の仏教

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岩波新書
日本の仏教

  • 渡辺 照宏【著】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
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  • サイズ 新書判/ページ数 208,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004121510
  • NDC分類 182.1
  • Cコード C0215

出版社内容情報

外来思想である仏教を日本人はどのように受け入れ,継承してきたか.仏教は国家主義や呪術や死者儀礼とどうして結びついたのか.日本人の生活の中で仏教が果した役割を歴史的に明らかにするとともに,今日の日本人の実生活に残っている仏教的な思想を,律・禅・密教の諸系譜,華厳思想,法華信仰,アミダ信仰の諸流の中に位置づける.

内容説明

外来思想である仏教を日本人はどのように受け入れ、継承してきたか。仏教は国家主義や呪術や死者儀礼とどうして結びついたのか。日本人の生活の中で仏教が果した役割を歴史的に明らかにするとともに、今日の日本人の実生活に残っている仏教的な思想を、律・禅・密教の諸系譜、華厳思想、法華信仰、アミダ信仰の諸流の中に位置づける。

目次

1 日本の仏教を築いた人々(仏教は外来思想;仏教の受けいれ方;真実を求めて ほか)
2 日本仏教の実態(仏教と国家思想;呪術祈祷;死者儀礼 ほか)
3 さまざまな流れ(宗派の成立;律の系譜;禅の系譜 ほか)

著者等紹介

渡辺照宏[ワタナベショウコウ]
1907年‐1977年。1930年、東京大学文学部インド哲学科卒業。専攻、インド哲学、仏教
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かば

14
その寛容性から、日本において仏教は土着の信仰と摩擦を起こすことなく、むしろそれらの諸相素をうちに取り込む形で浸透していった。また、島国という特性上、民間による伝播ではなく国家権力による導入をスタートとしているため、封建制に付着して宗教改革を経験することなく現在まで残存する。2020/07/18

takeapple

14
日本仏教は、戒律がない(独自戒律はあるけれど)、政治権力との結びつきが大きかった、浄土教、法華経信仰など本来の仏教からすると異質なもののウエイトが大きいなど、確かに変だなあ。そんな中道元への評価は高い。2018/12/04

Aminadab

10
1958年刊にしては大勢読んでる。日本仏教の出所をインド・中国まで遡って検討する新書。現状批判がかなり辛口で拒否的な読者も多いが、明治以後の新宗教の大繁盛からしてとても既成宗派に合格点はつかない。だから問題点の指摘は興味深かった。徳川幕藩体制下、切支丹根絶のための檀家制度の恩恵を受け、各宗派が縦割りで葬式利権を分かち合ってきた。その結果菩提の追求も布施行もえらく手薄になった。著者はたとえば親鸞の達した境地は高く評価するのだが、浄土真宗教団の江戸以来の営みはそれとは別だとする。一読に値すると思いますよ。2021/03/31

モリータ

9
◆1958年刊。著者は東京帝大文学部印哲科出身の仏教学者。◆時代に合わせ諸点アップデートは必要だろうが、こうした行き方の仏教観はぜひ一度触れておきたい。日本仏教ないしそれに大きく影響した中国の仏教が、本来の仏教に必須のはずの要素を欠いているのではないかということ。◆ただし単に上座部(原始仏教)礼賛でもない。各宗派と祖師の多くは批判されているが(特に日蓮宗・浄土真宗の閉鎖性)、道元は評価されている。法華経批判も厳しい。バイアスを自覚して他書に進みたい(個人的には高村薫『新リア王』をそろそろ読みたくなった)。2020/11/10

midorikawa-e

6
引用「仏教の本筋は戒律・禅定・智慧の三学である。社会生活としては、なおその前に布施行が必要である。この本筋からはずれるものは正しい仏教とは言えない」(207頁)この本筋に則って日本の仏教史を概観する。視座のぶれない良書ではないかと。2015/03/10

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