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岩波文庫
天文対話〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 295,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003390627
  • NDC分類 440
  • Cコード C0144

出版社内容情報

コペルニクス体系の基礎を解明し,同時に新しい科学方法論を確立した不朽の名著.地動説論証のためにガリレオ(一五六四―一六四二)が直面しなければならなかった様々なスコラ学体系の難関・障壁と,それがいかにして突破されたかが如実に示されている.近代科学の黎明を告げる大著であり,科学革命の宣言書である.

内容説明

本書の公刊は1632年。今日でこそ地動説は不動の真理として認められているが、ガリレイの生きた時代にあってはコペルニクス体系を支持することは容易なことでなく、この本を書いたためガリレイは異端審問にかけられた。しかし、地球の運動の証明に捧げられた本書は、新しい科学の方法論を確立した科学史上の古典として遺された。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

12
63頁の宇宙体系図は、同心円状(アーチェリーの的)に1直線上に太陽、水星、金星、地球、火星、木星、土星・・・という序列で、地球はAと記される。江戸時代に宇宙を分析していたのは、徳川鎖国で国家が引きこもりを決めていくのとは真逆で、未だとても同じ17Cとは思えない。同時代人の相違が際立つ。91頁の第ⅩⅩⅠ図で太陽の各表面から外の軌道に向かってBGMがbgmと対応して説明されているのは理解しやすい。天体運動は、システム学だと痛感。規則正しい運行、微細な誤差。157頁の第ⅩⅩⅦ図で地球の公転が説明されていて驚く。2013/09/16

シンドバッド

3
禁令にふれることの無いように、地動説者、天動説者、中立者の対話という形式をとっている。ガリレイの方法論の苦肉の策(約400年前では、心血を注いだ方法論代)ということが読み取れるというのが、私の理解の範囲。2013/03/24

Norihiko Shr

0
本文を読む前に、本書でガリレオが潮の満ち干の原因を取り違えていた事が解説で書かれていた。一気にがっくりした。 http://ameblo.jp/puzz-l-riddle/entry-11625678248.html2013/10/01

Kanou Hikaru

0
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