出版社内容情報
永遠の教示に富む偉大な歴史哲学の書『神の国』全二二巻.その最後の,そうして最も重要な主題が本冊所収の一九~二二巻でとりあげられる.主題とは「神の国」と「この世の国」という二つの国の相異なった目的と終極であり,神の愛に根ざした静穏な秩序と平和の共同体の理念が描き出されるのである.事項索引を付した.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
田舎暮らしの渡り鳥
6
ローマとギリシアについて知識がなかったため、補足しながらの読書。まったく違う時代のまったく違う思想を見ていくと価値観とは時代によって変わるのだとよくわかる。変な例えだが、隠れてエロ本を読むような(読んだことはないが)ドキドキ感(笑がある。2019/11/24
inigoy
2
、第一に神話の神学、第二に自然の神学、第三に国家の神学 暴行をされた女性は貞潔を失ったかについては興味深い
ありうす
1
『ローマ人の物語』を読んで、ローマ略奪に対する同時代人の声を聞きたく手にした。ローマの史実が縦横無尽に参照されるため(『物語』全巻読破まではいわないが)ある程度ローマ史を知る必要がある。筆者は根っからのクリスチャンであり、故に異教アンチの徒である。そして(後者の関係で)アンチローマ主義者でもある。斯界の泰斗であるため内容は多岐にわたり、クリスチャンの(キリスト教の、ではない)の教科書だったりローマ弾劾演説だったりする。しかし舌鋒鋭い著者に一言だけ物申したい。「かく言うアンタの神は指を咥えて見てたのか?」2019/12/29
梟と娘
0
キリスト教の根っこにある部分。2015/12/03
偽教授
0
冒頭だけちょっと読んで、やめた。いつか読む日が来るかもしれないが、今の私にはちょっと。大著だし2013/01/18