岩波文庫<br> 音楽美論

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岩波文庫
音楽美論

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  • サイズ 文庫判/ページ数 202p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003350317
  • NDC分類 760.1
  • Cコード C0000

出版社内容情報

近代における音楽美学の創設者といわれるハンスリックの主著,一八五四年に発刊されるや,楽界議論の焦点となり各国語に翻訳された.従来の音楽家が音楽の本質を「感情の表出にあり」と考えていたことに反対し,「音楽的に美なるもの」をもって芸術の生命とすることを提唱した.音楽研究家は勿論,愛好家にも一読をすすめる.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

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「愛情は愛する人の表象なくしては、また幸福や賛美への努力と希望なくしては、またこのような対象を所有しようとする欲求なくしては考えられない。単なる心の動きの種類ではなく、その概念的中核、その現実的歴史的な内容が愛情を作る」(pp.37-38)。音楽によるまちづくりを研究した際、読んだ本著であるが、ベートーベンの叙述などから、迸る感情の発露が音楽なのだろうか、と考えさせられた。2012/04/15

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