内容説明
インカの王女とスペイン人征服者との間に生まれたインカ・ガルシラーソ・デ・ラ・ベーガによるインカ帝国の壮大な年代記。第三巻では、第九代・第一〇代の王の支配と、金銀に飾られた王宮、太陽の大祭の様子等が描かれる。
目次
インカ皇統記の第六の書(王宮の建造とその装飾について;王宮を美しく飾るために、金と銀によって、ありとあるものが模造されていたこと;王宮で奉仕した召使いたちと、インカ王の輿を担いでいた者たちについて;集会所として用いられていた大広間、ならびに王宮のその他の様相について ほか)
インカ皇統記の第七の書(インカたちが植民事業を行なったこと、ならびに彼らが二つの言語を持っていたことについて;各地の首長の嫡子たちが宮廷で養育されたこと、およびその理由について;宮廷の言語について;宮廷語の有用性について ほか)