岩波文庫<br> 東潜夫論

岩波文庫
東潜夫論

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  • サイズ 文庫判/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003304716
  • Cコード C0136

出版社内容情報

潜夫とは世に名を顕さない者の意.江戸時代後期の儒学者にして蘭学者の帆足万里(1778‐1852)が,後漢末の王符による潜夫論に触発されて,当時の弊政を批判した経世論.王室・覇府・諸侯の3編からなる.王室は文教を,幕府は武備を担当すべきであるとし,文教の振興と国防の充実を主張,さらに日本の将来のために南方経略策を唱えた.

内容説明

「潜夫」とは世に名を顕さないものの意。後漢末の『潜夫論』にならい江戸末期の政治を批判した経済論書。吉田松蔭に強い影響を与えた。