岩波文庫
吉田松陰書簡集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 254p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003302125
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0121

出版社内容情報

安政の大獄に連座して29歳の若さで刑死した吉田松陰は,よく手紙を書いた人である.全集に収められた書簡は900通を越える.そのなかから,松陰の人柄や思想をもっともよく伝える興味深い内容の100通を選んで,年代順に配列した.各書簡ごとに末尾に編者による懇切な解説と注釈を付して,通読の便を計った.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

48
吉田松陰芯舐めた♪。そんな歌が生まれる程の有名人の書簡集。この本は岩波文庫から昭和12年に出た本の復刊。何度目かのアンコール復刊である。吉田松陰は潜在的人気者である。一般に左寄りと言われる岩波も、戦前は普通に右寄りだったのだ。編者の解説文を読んでもそれはわかる。昔の活字の文庫をそのまま復刊しているので、活字のすりきれや旧字もそのままである。昔の人になったつもりで読んだ。たくさんある松陰の手紙から100通。松陰の事を筆まめではなく「筆忠実」という今時聞かれない味のある言葉で評する編者。以下感想は続く。2017/05/29

内藤銀ねず

17
吉田松陰の手紙だけを集めた本。初版は昭和十二年(1937)…二二六事件の翌年…。私が持ってるのは平成十六年(2004)第9刷、その年の大河ドラマは三谷幸喜の『新選組!』。岩波さんは大河に便乗して関連本をよく出すのですが、こんなの、どんな人が熱望して買うんだろう。現代語訳なし、原文にレ点一二点は付してあるものの、候文のほぼ白文ですよ。しかも松陰著作で最も有名な『留魂録』の掲載なし。今日的意義があるとすれば、いったい何だろう。とにもかくにも、岩波文庫の凄さのひとつ。2022/06/03

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