出版社内容情報
江戸時代の庶民哲学「石門心学」の創唱者石田梅巌(1685‐1744)の主著.彼は町人のため無料の講席を開いたが,本書はそこにおける門人との問答をもとに編まれた.神儒仏三教の思想を自己の商人としての体験に基づいて主体的に採り入れ,幕藩体制下,新しい商品経済の担い手となり始めていた町人たちにその道を説いた.解説=柴田実
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
10
O市蔵。100円の品を使用。ルビ多数で読めないことはないが、読みにくい。書名のとおり、問答なので、リズム感は感じられる。ただ、現代人からすれば難解に思える。論語や孟子からの引用は漢文。「六ヵ敷」(むつかしき)という当て方(24頁)。商(あき)人の道では、「賣物の念を入れ少しも麁相(そそう)にせずして賣渡さば」(26頁)云々と続く。商人の道を踏み外すと、市場からの排除や倒産や廃業が待ち受けている。「學問の道は、第一に身を敬(つゝし)み、義を以て君を貴(たつとび)、寺内を以て父母に事(つかうまつり)、 2013/12/07
yonet35
2
図書館にて予約して借りた。しかし、原文にて途中で挫折。読みやすいの探そうっと。2018/06/24