岩波文庫<br> モンテ・クリスト伯 〈1〉 (改版)

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岩波文庫
モンテ・クリスト伯 〈1〉 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 421p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003253311
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

出版社内容情報

二百年の長い間,世界各国で圧倒的な人気をあつめてきた『巌窟王』の完訳.無実の罪によって投獄された若者ダンテスは,十四年間の忍耐と努力ののち脱出に成功,モンテ・クリスト島の宝を手に入れて報恩と復讐の計画を着々進めてゆく.この波瀾に富んだ物語は世界大衆文学史上に不朽の名をとどめている.一八四一―四五年.

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

223
日本ドラマ化に伴い、読了。 復讐劇の古典だが…原作はナポレオン没落後の 政治背景があり、興味深い。 第1巻は ダンテスが 陰謀に巻き込まれて、 獄に繋がれる…復讐の序章の巻である。 2018/05/01

ヴェルナーの日記

211
自分の知らない謀り事に陥るのは愚かなのか?信じることは罪か?善人でいるは犯罪なのか?嫉妬は本人には全く責任のないのに、一方的などす黒い感情によって引き起こされる。これほどの不条理は世の中に存在しない。エドモンは友人として信じていたフェルナンたちの企みに“シャートー・イフ”へ投獄されてしまう。まさにシェークスピア『オセロー』のイアーゴーの台詞に『お気をつけ下さい、将軍、嫉妬というやつに。そいつは緑色の目をした怪獣で、とりついた人間の心を弄ぶんです』とあるが“緑色の目をした怪物は誰しも心の片隅住み着いている。2016/03/05

ケイ

181
懐かしい街のマルセイユから話は始まる。港に入る前に通り過ぎるシャトーディフ、港から陸地を見ると目の前に高くそびえるノートルダムドゥラギャルド。2月には強く吹くミストラル。時はウィーン会議の行われる1815年。舞台が鮮やかに頭に浮かぶ。前半は、懐かしさを引きずりながら、牢に入れられてからの後半はワクワクしながら読む。まさかこの財宝にチェーザレ親子が絡んでいるとは…。2017/01/25

ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

178
はぁ…何これ何これ、まだ脱獄すらしてないのに、1巻からこんなに面白いの…!? ダンテスってば…何て純粋で素敵な若者!✨ダングラール…(っ`ω´c)ギリィ💢そしてアイツっ!早く!早く!制裁はまだなの〜!?とやきもきしていたらあっという間に1巻終わってました。 まさかこんなにエンターテインメント性の高い作品が遥か昔に書かれていたなんて。今まで読んでなかった自分を責めたいぐらい面白かった!これがあと6冊分続く幸せ♡復讐に胸ときめかせ、このまま2巻行きます(*´ `*)2019/10/05

ykmmr (^_^)

164
幸田文さんの『おとうと』と共に、学生時代に知って興味を持ち、いつか読んでみたいと思っていた作品。実直な主人公のエドモン・ダンテス。最愛の人と一緒になる事も決まっていたのに、世に言う『冤罪』を突きつけられて、婚約者も略奪。絶望の中、幸せな時間を忘れてしまう位の時間、投獄されてしまう。そこで廃人のように過ごすが、別の運命の出会い(ファリア神父)と出会い、そこからまた、新たな『運命』となる。この世紀の一英雄の生誕地の近くの島にて、財宝を手にし、自分を陥れた輩にどんな『復讐』をするのか?ダンテスの新たな人生始まる2022/06/02

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