岩波文庫
オリヴァ・ツウィスト 〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 342p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003222911
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

一九世紀イギリス文学を代表する国民的大作家ディケンズ(一八一二‐七〇)初期の本格長篇.若き作家の社会の不正にたいする怒りと虐げられた者たちへの熱い想いが人を打つ.「子供を見てから死なせて下さい」――女は生みおとしたばかりの我が子の額に冷い白い唇で口づけし,息たえた.オリヴァはこうして救貧院に生まれ孤児として育つ…….

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

119
生まれてすぐに母と死に別れ、愛を知らず、十分な栄養を与えられることなく9歳になったオリヴァー。産婆に始まり、救貧院でも引き取られた家でも、貧乏から搾取する大人から酷い扱いを受けるが、彼の生来の心の真っすぐさは影響されない。悪役の大人達がこれでもかと描かれている。貧しい子供たちが見殺しになってしまうシステムが当時のイギリスにはあり、それに対するディケンズの憤りが伝わってくる。彼自身が経験した子供時代の辛い思いでも反映されているのだろう。辛い話も、オリヴァーを見守る作者の暖かい視線で、どこか安心して読める。2016/02/07

sin

78
当時の救貧院の在り方やそこに所属する役人に対する皮肉めいた風刺がまわりくどいが筆者の社会に対する憤りは十分感じられる。しかしそのことの是非より生まれつきによって人間の品性まで差別するいまも変わらぬ人間の意識が恐ろしい。結局オリヴァが正しくあれたのは血筋が良かったからという結末が予想される。◆英ガーディアン紙が選ぶ「死ぬまでに読むべき」必読小説1000冊を読破しよう!http://bookmeter.com/c/3348782016/02/03

たー

19
あまりにも差別や偏見がすごいが、これは時代?それともイギリスは今もこんなのなんだろうか?2016/02/07

Bashlier

16
3/5 貧窮社会から抜け出すまでの過程を克明に描いた物語。当時の英国社会の下流層が如何に苦しい生活をしていたのかが詳細に語られる。登場人物が生き生きとしており、名作らしい高い人物像描写力に感嘆する。しかし同時に、ストーリーには弱さを感じる。自らの裁量で人生を変化させるような物語ではなく、外部環境が多くを決めてしまう無力感が主人公をぼやけさせる。2017/10/23

maimai

8
通俗の塊だが、それだけではない。当時の読者はそれこそ夢中になって読んだだろうと思う。現代に生きる僕も、それなりに心動かされながら上巻を読了。主人公のオリヴァに人間的な魅力が乏しいのが一番の難点だろうか。その他の人物は(悪人も善人も)生き生きと描写されているのに。2017/08/14

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