岩波文庫<br> 対訳 ワーズワス詩集―イギリス詩人選〈3〉

個数:

岩波文庫
対訳 ワーズワス詩集―イギリス詩人選〈3〉

  • ウェブストアに17冊在庫がございます。(2024年04月26日 21時23分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 210p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003221822
  • NDC分類 931
  • Cコード C0198

出版社内容情報

イギリス・ロマン主義を代表するワーズワス(1770-1850)は,自然詩人として明治期から広く親しまれてきた.「茨」「ティンターン修道院」などの短詩や自伝的な長篇叙事詩『序曲』の抜粋を対訳で収め詳注を付す.

内容説明

イギリス・ロマン主義を代表するワーズワス(1770‐1850)は、自然観照の詩人として明治期から広く親しまれてきた。英詩の歴史に画期をなす『抒情歌謡集』所収の「茨」「ティンターン修道院」をはじめ、自伝的な長篇叙事詩『序曲』の抜粋を対訳でおさめ、詳注を付す。英詩を原文で楽しもうとする人々のために編まれた1冊。

目次


眼は狂おしく燃え
ティンターン修道院上流数マイルの地で―1798年7月13日、ワイ河畔再訪に際し創作
ルーシー詩篇
決意と自立
ウェストミンスター橋で―1802年9月3日創作
幼少時の回想から受ける霊魂不滅の啓示
ひとり麦刈りに勤しむ乙女
『序曲』(1805年版)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

lily

100
岩波文庫の詩集(対訳)から歴史と人物と言葉と心と美を知る。これほど合理的で心地よい教材はあるだろうか。200年前のイギリスの田園風景が広がる町にタイムスリップしたような優雅なひと時だった。2020/11/13

壱萬弐仟縁

20
[3]ティンターン修道院上流数マイルの地で、の、目には見えない力があり、高められた思いが喜びとなって私の心をかき乱した(61頁)とある。目には見えない力、現代は、D.Throsbyの目に見えない文化資本を想起させられた。目に見えないものを可視化するのも大事だが、それを想像してみるのも詩を読むときの楽しみかもしれない。脚注では、ワーズワスは知覚を能動的創造との均衡の上に成り立つとした(66頁)。また、[アルプス]では、想像力を靄のように立ち現れる想像力と考えているようだ(155頁)。思わず、ラスキンの2020/09/11

Bartleby

16
対訳だから声に出して読む気持ちよさが味わえるのがいい。今はもうない情景を穏やかに詠う詩「ひとり麦刈りに勤しむ乙女」が心に残りました。「The music in my heart I bore, Long after it was heard no more」2013/11/17

coco.

16
イギリス・ロマン派詩人であるワーズワースの日英対訳集。湖水地方を故郷に持つ彼の感性はセンス・オブ・ワンダー。「わたしは心の奥底で自然の力を感ずる」と詩片に綴るように自然賛美が多く、輝きに満ち溢れ、堕ちる詩は少ない。作品から風景画家ターナーの絵画が脳裏を掠めた。遠地まで離れる友人へ贈った詩も好きだが、読む動機となったのは2012年ロンドンオリンピックの開会式&閉会式に使用された『ウェストミンスター橋にて』。文面通りロンドンの街並みに対応させた映像、白熱する昂揚感は200年前の詩だと信じられず衝撃が走った。2013/10/10

風に吹かれて

15
幼年の頃に自然を体に吸い込むようにして経験し、その後の容易でない人生であっても、自然を創っている目に見えないものへの信仰が生を歩ませる。読んでいると励まされるようだ。詩という言葉で自然と生の関わりを表現することは、ワーズワスにとっても生きることへの励ましを自分に与えることだったのに違いない。  「ティンターン修道院上流数マイルの地で」や「幼年時の回想から受ける霊魂不滅の啓示」が自然主義的哲学詩とでも呼びたいような、今後も再読したい詩である。 2021/09/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/446126
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。