岩波文庫<br> 結婚狂詩曲―囲城〈上〉

岩波文庫
結婚狂詩曲―囲城〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 325p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784003203712
  • NDC分類 923.7

出版社内容情報

遊びにばかり身が入って学問の方はさっぱりという我らが主人公,懐は淋しくなる,日本と戦争が始まるはで欧州留学をきりあげ祖国中国へ…….漱石の『猫』を思わせる諷刺と諧謔で語られるその恋愛と結婚と破綻の物語を通して見えてくるのは,伝統中国に包囲された絶望的な近代中国の姿だった.既成概念をうち破る中国現代小説.

内容説明

遊びにばかり身が入って学問の方はさっぱりという我らが主人公、懐は淋しくなる、日本と戦争が始まるまでは欧州留学をきりあげ祖国中国へ。漱石の『猫』を思わせる諷刺と諧謔で語られる恋愛と結婚とその破綻の物語を通して見えてくるのは、伝統中国に包囲された絶望的な近代中国の姿だった。既成概念をうち破る中国現代小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はと

9
原文の内容把握の必要があったため、とりあえず翻訳本を読むことにした。しかし、かなり読みづらい翻訳。。。2014/03/08

yuki

4
先日読んだ高島俊男先生の本に、幸田露伴を日本が生み出した最後の知的バケモノと評しているところがあり、日本でその手の人物が出たのは明治までだったが中国ではもう少し後にもあって、まあ銭鍾書辺りが最後になろうか。といったようなことが書いてあった。それで興味を持って読んでみたのがこれ。幸運もありヨーロッパへ留学したエリートだけど、それほど勉強したわけでもなく学位はディプロマミルで調達という方先生を主人公に繰り広げられるドタバタ劇。表紙の解説で夏目漱石の我輩は猫であるを思わせるとあるけど、頷ける。2017/07/18

勉誠出版営業部

0
銭鍾書の『結婚狂詩曲(上)』を読了。洋行帰りの主人公の恋愛をめぐる悲喜劇。上巻はシェイクスピアを思わせる喜劇調。2013/07/08

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