出版社内容情報
明治三十二年に晩翠は処女詩集『天地有情』を発表した.すでに『若菜集』によって評判を得ていた藤村のみやびな詩風に対し,声調爽やかに男性的悲壮感を漂わせた晩翠の詩も大いに世にむかえられた.本書には『天地有情』のほか生涯の各詩集から「星落秋風五丈原」「荒城の月」等々代表的なものを集めた. (校訂・解説 石井昌光)
内容説明
明治32年に晩翠は処女詩集『天地有情』を発表した。すでに『若菜集』によって評判を得ていた藤村のみやびな、柔らか味のある詩風に対し、声調爽やかに男性的悲壮感を漂わせた晩翠の詩も大いに世にむかえられた。本書にはその『天地有情』のほか生涯の各詩集から「星落秋風五丈原」「荒城の月」等々代表的なものを集めた。
目次
『天地有情』より(希望;雲の歌;星と花 ほか)
『暁鐘』より(万里長城の歌;おぼろ;平和 ほか)
『東海遊子吟』より(松島;日本の女性;ブルヂエ湖畔月夜の曲 ほか)
『曙光』より(釈迦牟尼とトルストイ;金華山より太平洋を望みて;愛と哀 ほか)
『天馬の道に』より(序詩;日本の風姿;東亜の美術 ほか)
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