岩波文庫<br> 保元物語

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岩波文庫
保元物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 119p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003010815
  • NDC分類 913.432
  • Cコード C0195

出版社内容情報

「平治物語」とともに日本文学で最初の完成された軍記物語である.鳥羽法皇崩御によって風雲しきりに動きついに崇徳院が讃岐の地へ流されるまでの約1カ月の経緯を中心とし,源平両氏が合戦の衝にあたり,骨肉相殺傷する悲劇である.為朝はここに全局を支配する花形役者として大写しに描かれ,いわば為朝の英雄譚ともいうべきものである.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

21
同族相剋の源氏が印象的なため、メインと思われる上巻よりも下巻の方が面白かったです。文章のテンポがいいため読みやすい一冊です。2022/04/07

ダイキ

5
清々しきかな鎮西八郎爲朝、嗚呼。「是は何と云事ぞ。敵すでに寄来るに、方々の手分をこそせられんずれ。只今の除目物惣也。人々は何にも成り給へ。爲朝は今日の蔵人とよばれても何かせん。只もとの鎮西の八郎にて候はん」2017/02/19

garyou

3
為朝がモンスター過ぎる。「連邦の白いヤツは化け物か」つてかういふ時に使ふんだらうな。義経はほんたうは義朝の八男だけど叔父にはばかつて九郎と名乗つたといふ説や、弱過ぎてはづかしいからといふので流れて行つた弓を取りに行つた話が生まれるのもむべなるかなといつたところ。清盛が忠正を殺した理由も凄まじい。2014/10/22

ダージリン

2
保元の乱、平治の乱に少し関心を持ち保元物語にチャレンジ。現代語訳ではないので怯むところもあったが、短いこともあって意外とすんなり読めて良かった。何となく最近は歴史と言えば戦国か明治維新という感じだが、この辺の時代をもっと取り上げても良いのではと思う。2015/10/01

小心

2
皇室・源氏・平家・藤原家の家系図、京都の地図、内裏の間取り図、派閥のメンバー表は必携。天皇や上皇の移動に伴って御所や仙洞御所があっちこっち移動するし、異母兄弟が多くて何度読んでも混乱する。名前も似てるし。2013/10/15

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