内容説明
80年にわたって世界中の子どもたちに愛されてきたイギリスの不朽の名作。幼い少年クリストファー・ロビンとゆかいな動物の仲間たちが美しい自然の森を舞台に大活躍。
著者等紹介
ミルン,A.A.[ミルン,A.A.][Milne,A.A.]
ロンドン生まれ。ケンブリッジ大学で数学を専攻したが、文筆家の道を志す。有名な諷刺雑誌「パンチ」で編集と執筆に携わり、劇作家として名を成した。1924年、幼い息子(1920年生まれ)を主人公にした詩集『クリストファー・ロビンのうた』が爆発的な成功をおさめ、代表作『クマのプーさん』(1926)を誕生させるきっかけとなった。その後、詩集『クマのプーさんとぼく』(1927)、『プー横丁にたった家』(1928)を相次いで発表、人気を集めた
シェパード,E.H.[シェパード,E.H.][Shepard,E.H.]
ロンドン生まれ。画才に恵まれ、奨学金を得てロイヤル・アカデミー(王立美術院)で学ぶ。「パンチ」誌で絵筆をふるい、同誌の編集委員となる
石井桃子[イシイモモコ]
1907年生まれ。編集者・作家・翻訳家として、また児童図書館活動の草分けとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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aiaimo`olelo
27
クマのプーさんでこんなに大笑いするとは思わなかった🤣 私の中では某ランドのキャラクターとしてのプーさんばかりが先行してしまっていて、きちんと本で読んだのは初めてでしたが いやぁ読んで良かったです! これは紛うかたなき名作ですね。ちょっとおばかなプーさんが、コブタやウサギにイーヨーなどの個性豊かでチャーミングな仲間とズレまくった会話を繰り広げていきます。ハチミツへの目がなさっぷりも含め、そんなプーさんがもう大好き!金色が光る表紙の平、栞の色や形など装丁も素敵なご本でした。 クマのプーさんは作者の2022/10/29
ケ・セラ・セラ
22
『クマのプーさん展』を機に、懐かしいプーさんを久しぶりに読む。今やろうとしていたことも忘れてしまうほどハチミツ大好き、知らないのに知ったふりしたトンチンカンなやり取りがあったり。あぁ、なんておばかさんで、いえいえ賢くて勇敢な愛しきクマ!クリストファー・ロビンとプーと仲間たち。プー、君のことが大好きだよ。「朝起きたときに、まず第一に考えること、今日はどんな素晴らしいことがあるかな、ってこと」2022/09/28
mntmt
18
ディズニーランドでおなじみのプーさん。原作をちゃんと読んだのは初めてです。とってもかわいいお話でした。プーさんが天然、愛されキャラですね。ウサギの穴にはまって、出られなくなるエピソードが1番好きです。オールカラーで装丁も素敵。2015/08/22
ツキノ
14
石井桃子さんの評伝などを読んでいたら、おとなになってからさらっと読んだプーのおはなしをぜひとも手元に置いてきちんと読みたいと思って購入。80周年の特装版。紙は黄色で横書き。絵本も読んでみたけれど、おなじおはなしで文が変わっているものもある。たとえば9つ目のおはなし「コブタが、ぜんぜん、水にかこまれるお話」では絵本で「キルク」と書かれていたのが「コルク」になっている。ユーモアがあっていいなぁ。イーヨーってこんなにネガティブだったのか。しかもしっぽを「くぎでぶっつけてやる」って!つっこみどころ多くて好きだ。2016/01/26
bluebird
10
素敵な装丁に惹かれて、図書館で借りました。ちょっと(?)おバカで呑気なプーさんをはじめとする森の動物たちと、クリストファー・ロビン(何故フルネーム?)少年のお話。石井桃子さんの、品の良い翻訳が素敵でした。意外に動物達は腹黒くて、カンガルー親子を森から追い出すために息子を誘拐したりとか、ちょっとビックリしたけど(笑)最後はいつもグダグダで笑えます。ストーリーはもちろん絵がとっても素敵。クリストファー・ロビンのおかっぱ頭と服も可愛い。全集も読みたいです。2012/05/14