出版社内容情報
近代日本人の精神的支柱でありつづけた漱石の文業は，今も強く私たちにはたらきかけてくる力を持っています．先の見えない閉塞感にとらわれがちな今，漱石から学ぶべきものは決して少なくありません．1993年に刊行を開始した新しい『漱石全集』をより充実させ，ここに再刊します．
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
風に吹かれて
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明治四十二年刊。東京帝国大学での十八世紀英文学講義。 批評はappreciative（鑑賞的）に行うものとnon-appreciative（非鑑賞的）あるいはcritical（批評的）に行うものがあるが、そのときどきに使い分けることで深い評論ができることをねらい、その間ともいうべきcritico-appreciative（批評的鑑賞）的に行うことを宣言し、そして、外国の作品だからといって外国人の判断を鵜呑みにすることはない、と明言する。➡2020/07/10
