出版社内容情報
哲学のみならず,隣接の諸学・科学的知の領野・諸芸術に影響を及ぼしている中村哲学.その30年間の歩みをテーマ別に新たに集成・展望する今回の自選著作集は,現代思想最前線の成果であり,開かれた哲学への誘いである.
内容説明
「アイデンティティ」から「ロゴス中心主義」まで、現代を読み解くための40項目の〈気になることば〉を定義した私家版辞典『術語集』(全)。〈哲学の知恵〉を15のエッセンスとして浮かび上がらせた現代哲学入門『問題群』(全)。好評を得た二著をカップリング。
目次
第1編 術語集―気になることば(術語―知の仕掛けとしての;アイデンティティ;遊び;アナロギア;暗黙知;異常 ほか)
第2編 問題群―哲学の贈りもの(ロゴス嫌いは人間最大の不幸である;トピカ・共通感覚・賢慮の回路;五大にみな響きありあるいは汎リズム論 ほか)