出版社内容情報
デシデリウス・エラスムス(1466-1536年)は、一六世紀を「エラスムスの世紀」と呼ばしめるほどヨーロッパの知的世界に君臨し、決定的な影響を与えた。『痴愚神礼讃』をはじめ膨大な作品を遺し、古典学者や平和主義者など日本ではあまり知られていないさまざまな姿をもった〈普遍的文人〉の全貌に迫る、初めての本格的概説書。
内容説明
デシデリウス・エラスムス(一四六九‐一五三六年)は、一六世紀を「エラスムスの世紀」と呼ばしめるほどヨーロッパの知的世界に君臨し、決定的な影響を与えた。『痴愚神礼讃』をはじめ膨大な作品を遺し、古典学者や平和主義者など日本ではあまり知られていないさまざまな姿をもった“普遍的文人”の全貌に迫る、初めての本格的概説書。
目次
プロローグ 知られざるエラスムス
第1部 エラスムスとは誰か―その生涯と事績をたどる
第2部 エラスムスの三つの貌(文学者;古典学者;平和主義者―狂信の敵の信念)
第3部 エラスムスと北方ルネッサンスの二大巨星―往復書簡を通じて見る人文主義者の像(トマス・モア―「二人でひとつの魂をもった」男のまじわり;ギヨーム・ビュデ―奇妙な友情または闘技場での闘い)
エピローグ われわれの前に立つエラスムス
著者等紹介
沓掛良彦[クツカケヨシヒコ]
1941年生まれ。早稲田大学第一文学部ロシア文学科卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。文学博士。東京外国語大学名誉教授。狂詩・戯文作者、戯号は枯骨閑人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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