シリーズ・現代経済の課題
現代日本の生活保障システム―座標とゆくえ

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000270465
  • NDC分類 364.021
  • Cコード C0333

内容説明

経済の急激なグローバル化や先進工業諸国でのポスト工業化が進行するなかで、「新しい社会的リスク」が顕在化し、20世紀型の福祉国家は行き詰っている。社会的参画からの排除や制度上の問題ゆえに、いま多くの人々の生活が脅かされている。いかにして問題解決の展望を切り開くのか。本書は、現代日本の生活保障システムを、時系列的・国際的な比較の座標系のなかに位置づけるとともに、ジェンダー的視点に基づいた分析により、批判的に検証。21世紀にふさわしく「福祉」を再構築する要点を提示し、課題解決への希望のシナリオを描き出した労作。

目次

第1章 生活保障システムというアプローチ―社会的排除/包摂をふまえて
第2章 一九八〇年代における生活保障システムの類型と日本の特徴
第3章 失われた一〇年としての一九九〇年代
第4章 世紀転換期における日本の座標
第5章 小泉改革を決算する
第6章 排除を超えてともに生きる社会へ

著者等紹介

大沢真理[オオサワマリ]
社会政策を専攻、とくに比較ジェンダー分析。1953年生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学、経済学博士。東京大学社会科学研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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