「質の時代」のシステム改革―良い市場とは何か?

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  • サイズ B6判/ページ数 253,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000234085
  • NDC分類 331.845
  • Cコード C0033

内容説明

前世紀が大量生産・大量消費・大量廃棄の「量の時代」であったとすれば、21世紀は「質の時代」である。時代に相応しい、健全で活気に溢れた、真に豊かな経済をどのようにして形成すればよいのか。本書は、これまで日本経済が抱えてきた数多くの問題が「市場の質」の低さに起因することを示し、「質の時代」の形成に不可欠な「高質な市場が育つ経済・社会システム」を創出する道筋を明確に提示する。

目次

序章 二一世紀は高質な市場を求めている
第1章 市場が現代経済を支える
第2章 利益追求のための競争排除が市場の質を下げる
第3章 競争排除が労働市場の質を下げた
第4章 高質な競争と情報が資本市場を支える
第5章 適切なルールが高質な市場を支える
終章 高質な市場が育つシステムを創ろう

著者等紹介

矢野誠[ヤノマコト]
1952年生まれ。77年東京大学経済学部卒業後、81年アメリカ・ロチェスター大学でPh.D.取得。同年コーネル大学助教授、85年ラトガース大学助教授を経て、86年横浜国立大学経済学部助教授、94年同教授。96年より慶応義塾大学経済学部教授。専攻はミクロ経済学、数理経済学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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KAZOO

56
ミクロ経済学者の市場に関する政策提言集のような感じです。様々な実例を挙げて説明も非常に理論的で私にはわかりやすく感じました。少しこのような経済学者を経済諮問委員会のメンバーにして市場の「質」を高めていってもらいたい気がします。2015/07/27

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