新聞の病理―21世紀のための検証

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  • サイズ B6判/ページ数 317,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000233538
  • NDC分類 070.4
  • Cコード C0036

出版社内容情報

書かれた記事,あるいは書かれなかった記事の背景,その波紋,記者たちの迷いと矜持,そして企業内ジャーナリズムの陥穽と非常識な「常識」等々.各紙の日々のニュースをきめ細かく比較し,ジャーナリズムの原点を問う.

内容説明

書かれた記事、あるいは書かれなかった記事の背景、その波紋、記者たちの迷いと矜持、そして企業内ジャーナリズムの陥穽と非常識な「常識」、編集と経営の不分離による矛盾等々。新聞監査委員を長く務め、その後も新聞報道のありようを国際的視野から幅広くウオッチしてきた著者が、世紀末日本各紙を丁寧に比較し、個々の記事が掲載されるに至った経緯や報道に伴う問題を、記者はもちろん、取材対象者や、編集デスクなどにも逆取材して丹念に検証する。21世紀に向けて、日本の新聞が生き残るための条件とは何か。

目次

第1章 マスコミの制度疲労
第2章 新聞の景品依存体質と読者離れ
第3章 事実とかけ離れた報道
第4章 溢れる出所不明の情報
第5章 調査報道の軽視
第6章 企業内ジャーナリズムの限界
第7章 「提言報道」という押しつけ
第8章 一方通行の情報
第9章 入超一方の「国際報道」
第10章 説明責任の不在
終章 21世紀への提言―読者とジャーナリストに