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岩波講座 日本通史〈第7巻〉中世(1)

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  • サイズ A5判/ページ数 364p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000105576
  • NDC分類 210.1
  • Cコード C0321

出版社内容情報

原始古代から現代まで,日本列島とその周辺地域を舞台として繰り広げられた歴史の全過程を,一貫した方針のもとに叙述する.これまでの日本史像や日本文化観に大きな転換を迫る注目すべき業績をもれなく集約し,世界史的大転換期にふさわしい,鋭敏な現実感覚に根ざした新しい日本史の全体像を提示する.ご要望に応え再刊.

目次

通史(12‐13世紀の日本―古代から中世へ)
論説(院政と天皇;地域性と交通;荘園制;中世村落の復原;中世民衆のライフサイクル)
文化論(転換期の貴族意識)
特論(馬と鉄;加地子と出挙;神人・寄人;日記の家―摂関家を中心に)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

africo

3
通史部分は12-13世紀。院政-承久の乱までを扱う。院政、天皇、荘園など重要で大きなテーマはあるが、特に印象深かったのは龍福義友「転換期の貴族意識」であった。12世紀末葉-13世紀中葉にかけて、貴族の思考基準が<例>から<理>に転換する様を日記の記述から読み解いている。思想史とも違う"思考の歴史"的な手法は不勉強ながら類例を知らず、しかも、感情史とかにありがちな「いやいやそれはちょっと…」という無理筋ではなく説得性もあり、驚きを持って読んだ。この系譜、少し調べた限りでは余り広がっていなさそうなのが残念。2022/06/04

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