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岩波ブックレット
米軍再編―その狙いとは

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  • サイズ A5判/ページ数 63p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000093767
  • NDC分類 392.53
  • Cコード C0336

内容説明

米軍再編の狙いは何か。私たちに問われている選択は何か。本書では、それをできるだけわかりやすく明らかにしていく。

目次

はじめに 大きな選択が問われている
1 米軍の狙いは?
2 世界で何が起こっている?
3 日本での狙いは?
4 自衛隊はどう変わる?
5 米軍基地はどう変わる?
むすび 地域から平和への攻勢を

著者等紹介

梅林宏道[ウメバヤシヒロミチ]
1937年生まれ。東京大学大学院を修了後、大学教員を務めるが1980年に退職。フリーの反戦平和活動家としてピースデポを設立。現在、ピースデポ代表。太平洋軍備撤廃運動(PCDS)国際コーディネーターなどをつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

17
騒音、事故、犯罪(2頁)など、基地周辺住民の 人間の安全保障が問われるところ。 米軍は、東北アジア、東アジア沿岸地域、中東・南西アジアを 「不安定の弧」と呼ぶ(14頁)。 国家安全保障であって、 沖縄の人びとの安全保障ではない。 国民国家の概念が問われるしかないが、 国家という枠組みが残って、 中味の国民が不在では、 何の、誰のための安全保障なのか、 と改めて疑問が残る。2014/04/07

Takao

3
2006年5月30日発行(初版)。当時、おぼろ気ながら新聞等で断片的に聞いた気がするが、まとまった形で米軍再編の狙いを説かれるとそら恐ろしくなる。2005年10月の日米協議で合意された「日米同盟 未来のための転換と再編」の「転換」transformationとは昆虫の変態のようなものを指す言葉。単なる「再編」ではなく質的な転換である。その後の10年を振り返ると恐ろしいほど「日米合意」に沿っての日米軍事一体化が進んでいる。集団的自衛権然り、安保法制然り。これからを考えるために10年前を振り返る必要を感じた。2017/01/06

keepfine

1
日米同盟転換の合意に関して、3点に注目する。1司令部レベルの一体化、2弾道ミサイル防衛における協力、3日米共同演習のあり方の転換である。沖縄での嘉手納基地以南の基地返還は、一般に考えられているほど沖縄の基地負担を軽減しない。基地面積は6.5%減にすぎず、返還する基地の機能を代替する施設が北部地域を中心に新設される。安全保障は国の専管事項であるという観念から地方自治体が脱却する必要があり、自治体の立場から100年の安全保障のビジョンをもつべき。2016/09/30

ハンギ

1
6年前の本だけど、この頃から辺野古基地新設の問題とかあったんだなあ、と思った。60億円以上かけた辺野古沖ヘリパットを放棄とは、気前のいい話じゃないか。アメリカは日本にグアム移転費用の六十パーセント近くを払わせたり、グアムの訓練基地を自衛隊も使うということから、その建設費用を要求したりする。本当だとしたらとんでもない話だ。またアメリカ軍の変化は自衛隊の変化を当然ながら含んでいる。航空自衛隊の総司令部が横田基地に移ったり、アメリカから陸軍の基地司令部が移ってくるのもそういうことなのかもしれない。2012/01/08

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