目次
1 憲法九条の発案者をめぐって
2 なぜ九条は必要と考えたか
3 九条を可能にした沖縄の基地化
4 私たちの九条観を問う
5 歴史から何を学ぶべきか
6 軍事力で平和は生み出せない
著者等紹介
古関彰一[コセキショウイチ]
1943年東京都生まれ。早稲田大学大学院法学研究科修士課程修了。和光大学教授を経て、1991年より獨協大学法学部教授。専攻=憲法史。日本国憲法の制定過程に関する研究をはじめとして、憲法の平和主義の軌跡を講和条約、安保条約との関わりで明らかにしてきた。現在は、安全保障論を新たな視角から考察している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぼけみあん@ARIA6人娘さんが好き
3
最新の研究に基づいた専門家による解説。薄い本ながら簡潔にまとまっている。知らないことも多く、思った以上に勉強になった。2013/05/05
Sym
1
憲法9条だけでなく、1条との関連か詳しく面白い。 当時のメモなどが多く引用されていたのも興味深い。 9条は国民の間に定着したが、平和主義は定着したのだろうか…。 戦争責任という点や自国だけでなく周りのアジアの国々の平和という点で考えていかなければならないと思った。2018/05/19
そーすけ
0
2*憲法九条は、天皇の戦争責任回避(=憲法一条の象徴天皇制)とセットであった。そして、日本の安全保障のために沖縄は犠牲になった。2015/01/01
ねこすけ
0
★★★★☆2008/08/14
愛希穂
0
Amazon内容説明より; 9条は誰が発案したのか。昭和天皇の戦争責任免責、沖縄基地化と9条制定が密接な関わりを持つことは、何を意味するのか。憲法史の第一人者が長年論争されてきた9条制定過程の謎に迫り、今求められる9条への問題意識を説く。 憲法改正を叫ぶ安倍さんは、日本国憲法を「情けない憲法」と評した。 その日本国憲法、成立過程はどうであれ、日本が世界に誇れる一番のものではないだろ…(ブクレコからインポート、全文はコメントに掲載されています)2012/12/23