岩波ブックレット<br> 東京大空襲60年 母の記録―敦子よ涼子よ輝一よ

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東京大空襲60年 母の記録―敦子よ涼子よ輝一よ

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  • サイズ A5判/ページ数 55p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000093484
  • NDC分類 916
  • Cコード C0336

目次

敦子よ涼子よ輝一よ(三月一〇日の記録―昭和二一年三月一〇日記す;五月二五日の記録―昭和二〇年八月記す)
戦前・戦中を生きる(父と私;お針子としての修行;下町・本所で世帯をもつ;両親の死、そして終戦・平和)
解説 東京大空襲を語りつぐ

著者等紹介

森川寿美子[モリカワスミコ]
1921年、東京・渋谷穏田の鍼灸師、斎藤春三郎の三女に生まれる。千駄ヶ谷尋常高等小学校卒業、家事・和裁修行ののち1940年、下町本所の金物職人・森川耕輔と結婚、一男二女を授かる。1945年3月10日空襲で三児を、5月25日空襲で渋谷穏田の両親を失う。戦後、二女誕生。玩具工場主の夫と下町生活を送る

早乙女勝元[サオトメカツモト]
1932年、東京・足立区生まれ。作家。一二歳で東京大空襲を経験。働きながら文学を志し、一八歳の自分史『下町の故郷』が直木賞候補に推される。1970年「東京空襲を記録する会」の結成に尽くし、71年ルポルタージュ『東京大空襲』を発表。「東京大空襲・戦災資料センター」館長
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感想・レビュー

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kikikko

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頁数こそ少ないけれど、いろんな想いがこみ上げてくる1冊だった。前線に立ち向かう兵士の体験記ではなく、家と我が子を守る女性の体験記。小説のように会話がほとんどなく、短くまとめて綴ってある内容でも、1文字1文字が読み手に語りかけてくる感じがある。戦争のあった時代の日本と、今現在の日本。同じ土地だけど風貌は全然違う。これまでに至る過程の事を思うと、先人達と年配者の方には頭があがらない。手にとって良かった。森川さんの執筆以外の冊子もあったらぜひ読みたい。2011/08/04

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