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敦子よ涼子よ輝一よ(三月一〇日の記録―昭和二一年三月一〇日記す;五月二五日の記録―昭和二〇年八月記す)
戦前・戦中を生きる(父と私;お針子としての修行;下町・本所で世帯をもつ;両親の死、そして終戦・平和)
解説 東京大空襲を語りつぐ
著者等紹介
森川寿美子[モリカワスミコ]
1921年、東京・渋谷穏田の鍼灸師、斎藤春三郎の三女に生まれる。千駄ヶ谷尋常高等小学校卒業、家事・和裁修行ののち1940年、下町本所の金物職人・森川耕輔と結婚、一男二女を授かる。1945年3月10日空襲で三児を、5月25日空襲で渋谷穏田の両親を失う。戦後、二女誕生。玩具工場主の夫と下町生活を送る
早乙女勝元[サオトメカツモト]
1932年、東京・足立区生まれ。作家。一二歳で東京大空襲を経験。働きながら文学を志し、一八歳の自分史『下町の故郷』が直木賞候補に推される。1970年「東京空襲を記録する会」の結成に尽くし、71年ルポルタージュ『東京大空襲』を発表。「東京大空襲・戦災資料センター」館長
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