出版社内容情報
東京の西郊にある高尾山は,多彩な動植物に恵まれた“都民の宝物”だ.その聖なる森に巨大な槍を突き刺すような高速道路トンネル計画の強行! この山を限りなく愛する著者が,自然破壊を憂い,本当の豊かさとは,と問いかける.
目次
裁かれようとしているもの
高尾山が好きだから
なぜ高尾にトンネルを?
「風土生命体」に融和して
なぜ反対するのか
人びとの声
天狗裁判のこと
未来人の声に耳を澄ます
著者等紹介
辰濃和男[タツノカズオ]
1930年、東京に生まれる。東京商科大学(一橋大学)卒業後、朝日新聞社入社、ニューヨーク特派員、社会部次長、編集委員、論説委員、編集局顧問を歴任。この間、1975‐88年、「天声人語」を担当。1993年退社後、朝日カルチャーセンター社長を経て、現在、日本エッセイスト・クラブ専務理事
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感想・レビュー
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rbyawa
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c095、どっちかというと高尾山の価値は新宿から500円内1時間内という異様な好立地を誇り、ミシュラン3つ星に選ばれ、それ以前から世界第1位の登山者数260万(本より増えたw)にも関わらず観光地化してないところではないかと思うのだけれども、あそこマジでなんかいねぇか? さすがにその有数の観光資源に手はつけられなかったものの環境評価に関しては甘いっていったら甘いと思う、確かに。個人的には「祟られないか国?」とかちょっとだけ考えていないでもない、あそこは行くとわかるけど本当に違う、それがなにかはわからないが。2012/09/07