出版社内容情報
「われわれの美徳は,ほとんどの場合,偽装した悪徳に過ぎない」――よく知られたこの一句が示すように,ラ・ロシュフコー(一六一三―八〇)の箴言は,愛・友情・勇気など美名の下にひそむ打算・自己愛という業を重い律動感のある一,二行の断言であばき,読者を挑発する.人間の真実を追求するフランス・モラリスト文学の最高峰.
内容説明
「われわれの美徳は、ほとんどの場合、偽装した悪徳に過ぎない」―よく知られたこの一句が示すように、ラ・ロシュフコーの箴言は、愛・友情・勇気など美名の下にひそむ打算・自己愛という業を重い律動感のある一、二行の断言であばき、読者を挑発する。人間の真実を追求するフランス・モラリスト文学の最高峰。
目次
箴言
削除された箴言(M・S)
没後刊行の箴言(M・P)
考察1~19
ラ・ロシュフコー自画像
レ枢機卿によるラ・ロシュフコー公の肖像