出版社内容情報
太陽系の成り立ちから地球と生命の歴史までを一筋に貫く理論を打ち立てる試み! 地球深部のプルームとよばれる構造が,地球の歴史を解く鍵となっている.プレートとプルームを合わせ考え,全地球のダイナミズムを捉える.
内容説明
太陽系の成り立ちから地球と生命の歴史までを一筋に貫く理論を打ち立てる試み!地球の表層はプレートとよばれる薄い層に乗って動いているが、地球の動態を支配するのはそれだけではない。さらに巨大なプルームとよばれる構造が、地球の奥深くからわき起こり、沈み込んでいるという。そのプルームが地球の歴史を解く鍵となっている。月はいかにしてできたのか?地球は太古どのような姿をしていたのか?そのとき生命は?プレートとプルームという二つの視点を複合し、全地球のダイナミズムを捉える。
目次
第1部 現代の地球観
第2部 新しい地球史(地球誕生―太陽系形成からマグマオーシャンまで;明らかになった太古代の地球の姿;生命の誕生と進化)
第3部 全地球ダイナミクスへ向けて(プレートの問題;プルームの問題;水とマントルのダイナミクス;基盤の確立―刷新的手法の開拓導入 ほか)
著者等紹介
熊沢峰夫[クマザワミネオ]
1934年生まれ。1956年名古屋大学理学部卒業。1961年名古屋大学大学院修了。理学博士。東京大学教授、名古屋大学教授を経て、現在、核燃料サイクル開発機構・東濃地科学センター客員研究員。地球内部観測監視技術の開発研究に従事
丸山茂徳[マルヤマシゲノリ]
1949年生まれ。1972年徳島大学教育学部卒業。1977年名古屋大学大学院修了。理学博士。富山大学助手、東京大学助教授を経て、現在、東京工業大学教授。地質学、テクトニクス、スーパープルームの研究に従事
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