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出版社内容情報
TRONとは,本書の著者が提唱する超高性能コンピュータの設計思想で,既存の技術体系に地殻変動を起こそうとしている.TRONはいかに発想されたのか.TRONの描く未来社会とは.著者は情熱を込めて語る.
内容説明
超コンピュータの鼓動…。TRONとは何か。いかに発想されたのか。TRONの未来社会はどうなるのか。90年代を目指す超コンピュータ構築プロジェクトTRONを、設計者自ら語る。
目次
第1章 なぜTRONか(すべてはノイマンから始まった;動かないコンピュータ;なぜ動かないのか;解決策を求めて)
第2章 TRONプロジェクト(歴史的背景;ITRON;BTRON;μBTRON;TRONチップ;その他のサブプロジェクト)
第3章 TRONのネットワーク社会(コンピュータによる通信;コンピュータ教育;法体系の整備;文化としてのコンピュータ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こらぴし
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1987年の本なので、懐かしい単語が多数登場する。 いろいろな試みが行われてきた。ここに書かれていることはほとんど実現し、かつてのスーパーコンピューター並みの処理速度を持つ携帯端末を各自が持ち、ネットワークがすべてをつないでいる時代が来た。 予想の中で非ノイマン型への転換が書かれているが、これはメジャーにはならず、ノイマン型のまま高速化(と分散化)による解決になっている。 あと、実現していないことはコンピューターの操作の統一。統一は誰でも操作できる状況を作るが、縛りにもなり、進化を阻害する。2020/09/30